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人から人へ、手から手へ

バランゴンバナナが作り出す世界

ネグロス東州ボナオン (C)山本宗補
1989年、フィリピンのネグロス島から日本へのバランゴン・バナナの民衆交易が始まり、2014年で25年になります。

なぜ、こんな交易が始まったのでしょうか?

フィリピンからの安いバナナはフィリピンの人びとを傷つけながら多国籍企業のプランテーションで農薬漬けで作られていることを告発した鶴見良行さんの名著『バナナと日本人』(岩波新書1982)に衝撃を受けた日本人が多くいました。一方で、飢餓状態から立ち上がろうとしていたフィリピンのネグロス島の人びとが自生するバランゴンバナナを活用して自立しようと考える人びとがいました。。

そんな状況を受けて、多国籍企業によるプランテーションバナナではない、フィリピン民衆の自立を生み出す、味も濃くて安全なバナナを日本の消費者が購入して、支援する試みとしてバランゴン・バナナの民衆交易が始まります。民衆交易とは、民衆が相互に支え合う交易のことです。

それから25年、事態はどのように変わったでしょうか?

2000年代に入って、日本では有機栽培バナナやフェアトレード・バナナ、甘みを謳った高地栽培バナナなど付加価値のついたバナナが登場し、商品が多様化しています。その背景には多国籍企業の経営・販売戦略の変化があり、フィリピンの産地では日本では知られていない動きが人々の暮らしや地域にさまざまな影響をもたらしていると考えられます。

それは私たちの消費とどうつながっているのでしょうか。そして、バランゴン・バナナを通じて何ができるのでしょうか。その意味や可能性を現地調査や日本国内の調査や交流を通じて明らかにしていきたいと考えています。

セミナーなどを計画していますので、ぜひ、ご注目、ご参加ください。

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