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東ティモールのコーヒー産地で、生産者が専門家とポルトガル語で直接技術交流をしました。

東ティモールのコーヒー産地で、生産者が専門家とポルトガル語で直接技術交流をしました。

生産者のコーヒーチェリーのチェックをするビビアンさん

生産者のコーヒーチェリーのチェックをするビビアンさん

今年6月、ブラジル出身のコーヒー専門家であるビビアンさんが東ティモールのコーヒー産地を訪問しました。
オルター・トレード・ティモール(ATT)がコーヒーを出荷しているオーストラリアのモナッシュ大学の依頼による視察調査でした。
ビビアンさんは、ブラジルでコーヒー専門家として仕事をしていました。現在はオーストラリア在住です。

 

カットバックをしたコーヒーの木

カットバックをしたコーヒーの木

木と木の間隔をチェックするビビアンさん

木と木の間隔をチェックするビビアンさん

「東ティモールのコーヒー産地は、今後さらに良質のコーヒー豆を生産できる潜在的な可能性があります。それは、農薬を使っていないことが大きな要因としてあります。」という評価をビビアンさんからいただきました。また、APLA(特定非営利活動法人あぷら)の協力でコーヒーの木の手入れ研修を実施したタロ村では、「カットバックが正しくなされています。コーヒーの木と木の間隔も適切になされています。」という評価をいただきました。

また、いくつか訪問したコミュニティの中でも、インダウルリク村の生産者が高く評価されました。その理由は「農薬を使わない栽培、赤く熟した実だけを収穫、丁寧な果肉除去や選別の工程が、品質のよいコーヒー豆にしている」ということでした。

果肉の除去作業をする生産者

果肉の除去作業をする生産者

インダウルリク村は、コーヒー生産者は11家族で、2011年からATTへの出荷を開始したばかりの小さなコミュニティです。ATTの研修を受けながら、生産者がよりよいコーヒー豆をつくろうとしている努力が評価されたのでした。また、インダウルリク村の生産者たちは、コーヒー生産の他に養鶏プロジェクトや野菜づくりにも取り組んでいます。その複合農業の在り方も高く評価されました。

 

最後に、さらに品質を向上させるために、赤く熟した実だけの収穫の徹底、収穫したチェリーの細かい仕分け(収穫時期別、標高別、コーヒーの木の樹齢別など)、地べたに敷いたシート上ではなく、風通しの良い高床の台を使用した乾燥、古いコーヒーの木はカットバックすることなどがアドバイスされました。

ビビアンさんがコーヒー専門家として経験を積んだ人であること、東ティモールの公用語であるポルトガル語で直接コミュニケーションできたことも含めて、ビビアンさんに同行したATTのスタッフ、そして生産者にとって、ビビアンさんの評価やアドバイスは説得力があり刺激となりました。そして納得のいく技術交流ができたと喜んでいました。今後のATTと生産者の品質向上に向けての取り組みが楽しみです。

生産者にインタビュー

生産者にインタビュー

事業部商品三課 中村智一

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