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バナナニュース264号:バランゴンバナナ産地紹介 ~ミンダナオ島マキララ~

バナナニュース264号:バランゴンバナナ産地紹介 ~ミンダナオ島マキララ~

高地栽培バナナのプランテーション

高地栽培バナナのプランテーション

ミンダナオ島コタバト州マキララは2013年からバランゴンバナナを出荷している産地です。フィリピンで一番高い山であるアポ山の近くに位置しており、土壌は火山灰土です。ゴムが多く植えられている地域であり、ゴム以外にも、バナナ、ココナッツ、果樹(ドリアン、ジャックフルーツ、マラン、パッションフルーツなど)、コーヒー、キャッサバなどが植えられています。また、バランゴンバナナの圃場からは離れていますが、多国籍企業が、日本向けなどに輸出している高地栽培バナナのプランテーションが拡大している地域でもあります。

バランゴンバナナの圃場

バランゴンバナナの圃場

バランゴンバナナの出荷責任団体であるドンボスコ財団は、以前から多国籍企業のバナナプランテーションの問題(空中散布、労働者の人権問題など)に取り組んでいるNGOであり、コタバト州が空中散布を禁止する条例を制定することに貢献しました。

多国籍企業が、山の水源に近い地域にバナナプランテーションを拡大しようとしたため、ドンボスコはそれを阻止するために、ヨーロッパからの助成金で約50haの土地を購入しました。

収穫されたバランゴンバナナ

収穫されたバランゴンバナナ

購入した土地は人々に分配し、ローンで土地代をドンボスコに返済することになっています。そのため、ドンボスコは生産者が安定的に収入を見込めるバランゴン事業に期待をし、2013年から出荷を始めました。マキララでバランゴンバナナに取り組むことで、次のようなことが期待されています。

① バランゴンバナナというプランテーションバナナとは異なるバナナの交易に取り組むことで、大手プランテーションの拡大を阻止する。
② 生活が困窮化している高地の先住民族や移住者がバランゴン交易に関わっていくことで、生活向上を図るといったことが期待されている。

バランゴンバナナを始めてから、バンチトップ病*や干ばつといった課題に直面していますが、バナナの手入れ技術の向上や新たな手入れ方法の研究などを重ね、課題の克服に取り組んでいます。

生産者とATCスタッフ

生産者とスタッフ

「生産者が多国籍企業に土地をリースすることがないようにするためには、その土地から定期的な現金収入を得ることが重要です。化学合成農薬、化学肥料を使用せず、持続可能な農業を目指すバランゴンバナナ民衆交易は、消費者にとっても、生産者にとっても、多国籍企業のプランテーションに代わる地域の産業になりうる可能性を持っています。」 (ドンボスコ財団代表ベッツィー・ガメラさん)

*ウィルスによって引き起こされる病気。バナナの株が委縮し、枯れてしまう病気

事業部商品一課 黒岩竜太

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