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人から人へ、手から手へ

デッキーさんの「民衆交易の家」物語

デッキーさんの「民衆交易の家」物語

生産者に話しをするデッキーさん

生産者に話しをするデッキーさん

パプア州のカカオの生産管理、集荷、加工を担う現地事業体であるカカオキタ代表のデッキーさんは、カカオの民衆交易について、生産者たちと学習会をします。パプア州の人々にとってのカカオ民衆交易とはどういうことなのかを、「民衆交易の家」物語として説明しています。デッキーさんが来日した際に、日本の消費者に対して「民衆交易の家」の話をしてくれました。

 

 

「カカオキタ:私たちのカカオ」の代表をしているデッキーです。“私たち”とは生産者と消費者のことで、同じ家のなかにいて、お互いに学び合います。生産者は消費者を思い、農薬や化学肥料を使わないカカオを作っています。消費者はATJを通して、このカカオはよいかどうかを生産者に伝えます。

民衆交易の家

民衆交易の家

子どもが描いたような絵ですが、この家の名前は「人びとの経済活動」「People to People;ひとからひとへ」「民衆交易の家」というところでしょうか?日本の消費者とパプアの生産者、みんながこの家のなかにいるのです。

家の土台は「生産者と消費者の友情と連帯」をイメージしています。日本とパプアでは、文化、知識、経験などにおいて違いはたくさんあります。でも、この「違い」こそが強みとなるのです。違いをお互い認め合い、尊重するからこそ、経済搾取や人権侵害のない活動ができるのです。それは外から強制される活動ではないのです。

生産者の学習会

生産者の学習会

家の柱の一つは「消費者のニーズ」ですが、例えば消費者が農薬を使っていない、児童労働のないカカオが欲しいというニーズがあります。そして、もうひとつの柱はそう言った消費者の願いに応える「生産者の挑戦、努力」です。

屋根は生産者と消費者お互いのコミットメントで、お互いの約束ごと、果たすべき役割を示しています。

そして、生産者と消費者の合意ができて、家の中に合意に基づくいろいろな活動があります。それを運営するのがカカオキタ(CVKK)です。生産者と消費者を繋ぐ役割が、CVKKとATJなのです。

テーブルでは、生産者と消費者がともに座って話し合う。民衆交易では、生産者が日本(消費者)に援助を求めるものではないのです。元々パプアは非常に豊かなところです。大切にしているのは、日本の人たちとの友情と連帯です。「民衆交易の家」の土台は、友情と連帯に支えられていると言えます。

カカオの民衆交易の話を聞く生産者

カカオの民衆交易の話を聞く生産者

さらに、生産者は消費者を知らなければいけません。自分が作るものについても知らなければなりません。そして自分の能力についても知らなければなりません。パプアの生産者は、日本の消費者の好みを知らなければなりませんが、パプアの生産者がしたくないことを、日本の消費者が強いることもできません。パプアと日本の違いを力に変えていくビジネスが民衆交易なのです。

民衆交易の経済活動は、人びとの文化や慣習と切り離してできるものではありません。民衆交易は、取引ではないのです。「自立」は届けられるプレゼントではありません。エンパワーメントのプロセスの結果であり、友情と連帯、その先に自立があるのです。共に自立していく、そして自立とは自発的でなければならないのです。

 

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