Main Menu

人から人へ、手から手へ

【PtoP NEWS Vol.14 縁の下の力持ち 】 タオ・トンパチャンさん(ラオス/JCFC)

【PtoP NEWS Vol.14 縁の下の力持ち 】 タオ・トンパチャンさん(ラオス/JCFC)

タオ・トンパチャンさん

タオ・トンパチャンさん

普段は、オルター・トレード・ジャパン(ATJ)が販売するコーヒーを生産しているジャイ・コーヒー生産者協同組合(JCFC)とのコミュニケーションの際に 通訳をしてくれます。気遣い上手で、外国人がいると気さくに声をかけてくれます。

彼自身、今はコーヒーの「生産者」ではありませんが、メコン圏ではコーヒーの一大産地であるラオスのボラベン高原・パクソンという地域で生まれ育ちました。もちろん実家もコーヒー農家、もともとコーヒーには精通していました。

コーヒー生産者のコミュニケーションをお手伝いするタオくん(左端)

コーヒー生産者のコミュニケーションをお手伝いするタオさん(左端)

高校を卒業した後、ラオス南部のパクセという町で英語を学んだ彼は、旅行会社で働いていたこともありました。今はそのスキルを生かして様々な場面で通訳として活躍しています。

現在は米国人の社会企業家が経営しているパクソンのカフェで、焙煎、抽出の技術も学び、日本のバリスタも顔負けの手際の良さで美味しいコーヒーを淹れます。彼自身が焙煎した焼きたてのコーヒーを、ふらっとカフェに来る地元の女の子たちやバイクでやって来るバックパッカー、そしてコーヒー生産者たちにも振る舞います。先日、彼の働いているカフェに足を運ぶと、丁寧に時間を測って抽出したハンドドリップのコーヒーを紹介してくれました。

コーヒー生産者

コーヒー生産者

「このコーヒーはカプー村のカンプーさんの豆だよ。去年は虫食い豆が多かったけど、今年の豆はクリーンで、ウォーターメロンみたいな風味がする。最近のお気に入りだから、試してみて」。彼はこのエリアの誰が、どんな畑でコーヒーを育てていて、なおかつそれがどんな味か、積み重ねられた経験によって認知しています。彼はまさに、産地から生まれたコーヒーのプロです。

乾燥作業をする生産者

乾燥作業をする生産者

先日はバンコクで行われたスペシャリティーコーヒーのイベント、タイランド・コーヒーフェスティバルに参加してきたとのこと。タイ国内のコーヒーが多く出展している中で、ラオスのコーヒーは多くの人の興味を惹いたそう。

 

「パクソンでのコーヒーのレベルは年々少しづつ上がってきている」と話すタオさん。一方でパクソンのコーヒー生産者の多くは、バイヤーに自分のコーヒーを販売するだけで、それがどのように加工されて、どのように地域の外で人びとに楽しまれているのかを知りません。そんな中、彼は産地の生産者と私たちを含めた外の人とをつなげてくれる存在です。

後藤翠(ごとう・みどり/ATJ)

378 views
omise BananaNews recipe Beyond 世界のオルタナティブ ネグロス・サミットのロゴ