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【PtoP NEWS Vol.12 縁の下の力持ち】ジェイク・ケビン・セルデニャさん(フィリピン/ATC)

【PtoP NEWS Vol.12 縁の下の力持ち】ジェイク・ケビン・セルデニャさん(フィリピン/ATC)

今回の縁の下の力持ちは、バランゴンバナナを輸出しているオルタートレード社の社員、ジェイク・ケビン・セルデニャさんです。配属された部署は、バランゴンバナナの直接の担当ではありませんが、生産者の自立を応援する、オルタートレード社の新しい事業部門です。

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5人兄弟の長男であるジェイクさん。第一印象は寡黙な印象でしたが、仲良くなるとよく話す青年です。2人の弟と妹がいて、母親は専業主婦、父親はゴルフクラブで働いています。ラサール大学でオペレーション・マネジメントを勉強し、卒業後は広告代理店で働いていました。
オルタートレード社(ATC)の掲げる農村地域の貧困撲滅、零細農家のエンパワーメント、生産者と消費者の連帯を築いていくことを目的としたオルタナティブな事業体というビジョンに共感し、ATCに転職したのは2015年1月のことです。

 

最初はサトウキビ産地をサポートする部署に配属され、資金管理を担当していました。その後異動し、現在はマーケティング&セールス部でTheBoxを担当しています。TheBoxとは、ATCがつながっている生産者・産地からバランゴンバナナ、サトウキビ以外の農産物を買い、バコロド市内を中心とした消費者に届ける宅配事業です。日本の生協の仕組みを参考にして、2013年にATCが立ち上げた事業です。

生産者のピーマンの収穫に立ちあうジェイクさん

生産者のピーマンの収穫に立ちあうジェイクさん

現在は、野菜、果物、鶏肉、卵など80品目以上を扱っており、毎週20人以上の消費者に届けています。TheBoxの仕事の難しさは、消費者からの問い合わせやクレームに対応していくこと、品質のいい状態で品物を届けること。

また、TheBox利用者に生産者の現状をより理解してもらうため、2016年7月9日には、産地での交流会を実施しました。生産者と消費者がお互いに話し合う良い機会になり、交流会後は消費者からのクレームも減ったそうです。

ジェイクさんが仕事にやりがいを感じる瞬間は、利用者が届いた品物に満足してくれた時やただの青果物の買取りではなく、生産者と良い関係を構築でき、生産者が笑顔になってくれた時だとのことです。

 

キリスト教徒であるジェイクさんは、日曜日や祝日は教会に行き、休みの時はバレーボールやバスケットボールをすることが好きです。副業として養鶏を営んでいるので、鶏の世話もしています。また、時間がある時には畑に行き、農業もしています。
フィリピン国内でも少しずつではありますが、消費者と生産者の関係が構築されつつあります。その大事な架け橋を担っているジェイクさんはまさに「縁の下の力持ち」!

黒岩竜太(くろいわ・りゅうた/ATJ)

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