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人から人へ、手から手へ

ATC (オルター・トレード社)設立25周年記念式典が行われました。

ATC (オルター・トレード社)設立25周年記念式典が行われました。

たくさんの生産者や関係者が集いました。

たくさんの生産者や関係者が集いました。

7月27日朝早くから、ATC関係者と生産者たちはバコロド市にあるATC本社に集合しました。小雨降るなか、生産者とATC関係者は、演奏隊といっしょにトラックに乗り込み街中をパレードしながら会場に入りました。感謝のミサが、ATC理事でもあるロナルド神父によってとりおこなわれました。ATCの活動が始まって25年にわたり、ATCは貧困に苦しむ生産者たちに、民衆交易事業を通してさまざまな技術や知識、そして挑戦する機会を提供してきたこと、神父がドイツを訪問した際には、フェアトレードショップにネグロスのマスコバド糖が堂々と並んでいるのを見たことが話されました。最後に、民衆交易に必要なことは、①品質、②価値、③生産者と消費者の顔と顔が見える関係が大切ですと、結ばれました。

マカオさんと子供たちの交遊会

マカオさんと子供たちの交遊会

式典が行われた会場は、ネグロス・ファーマーズ・ウィークエンド・マーケットです。実際に、ATCは毎週バランゴンバナナ生産者やサトウキビ生産者がつくった野菜などをこの市場で販売しています。海外パートナー代表とATC社長のヒルダ・カドヤ氏ら6名によるテープカットが行われました。メインステージでは、バランゴンバナナ生産者のマカオさん(昨年来日してたくさんの消費者と出会いました)と、都会の子供たちとの交流プログラムが始まりました。バコロド市に暮らす子供たちは、食べ物がどのようにつくられているのか、農家の人々の暮らしがどのようなものか知らないそうです。マカオさんは子供たちからのいかなる質問にも、常に持前の笑顔で応えていました。

ザ・ボックス第1号

ザ・ボックス第1号

ステージはかわって、ATCの新しい事業として取り組もうという「ザ・ボックス」のお披露目です。バランゴンバナナやマスコバド糖の交易を通して学んだ日本の生協が取り組んでいる宅配システムをネグロスでもやってみようという試みです。まずは、このアイディアのきっかけとなった日本の生協の宅配システムをパルシステムの栗田さんから紹介されました。当日お披露目のATCの「ザ・ボックス」には、ミンダナオの有機米づくりを普及しているNGOから仕入れた赤米、卵、マスコバド糖やカカオタブレット、バナナ、そしてバランゴンバナナ生産者がつくったカボチャやサツマイモなどの野菜が入っていました。会員はATC職員を中心に21人からのスタートです。そして、午後のプログラムでは、「ザ・ボックス」に入っている食材を使った料理教室です。自分自身が食事療法で健康を回復したという先生がデモンストレーションを行いました。バナナチップやチョコバナナは子供たちにも大人気でした。添加物たっぷりのスナック菓子よりずっとヘルシーなおやつです。

次のプログラムは「パートナーズ・フォーラム」、25年にわたってATCのパートナーとして民衆交易を支えてきた、生産者代表はサトウキビ生産者のダニエル・ディアマンテさんとバランゴンバナナ生産者のジョナス・アブラサドさん、消費者代表のグリーンコープ共同体代表理事の田中裕子さん、そして韓国の民衆交易団体であるAPネット代表のユン・チェさん、オルター・トレード・ジャパン顧問の堀田正彦さん、APLA(あぷら)共同代表の秋山眞兄さん、そしてパートナー同士の助け合いの仕組み「互恵のためのアジア民衆基金」会長の行岡良治さんから、メッセージが披露されました。

感謝の気持ちは重い。

感謝の気持ちは重い。

フォーラムでは、サトウキビ生産者から質問がありました。「ASEAN自由貿易地域内でのゼロ関税をめざすなかに砂糖も含まれている。私たちに何が起こるのだろうか、私たちはどうしたらいいのだろうか?」。秋山さんからの応答は「APLAは、農民が自分たちの食べ物やエネルギーを自給するためのサポートを行っています。サトウキビ農民もサトウキビに頼らない、自立した農家になる方法もあると思います。そうなれば関税撤廃を恐れる必要はなくなります。しかしながら、現状、サトウキビやバナナから現金収入を得ていることも事実ですから、どうするべきかという答えはありません」。ATJの上田社長からは「商品として競争力をつけるには、品質向上、一般の砂糖と異なる価値、そして生産者と消費者そしてパートナー同士がお互いに理解し協力し合える関係性をつくっていくことが大事です」というコメントがありました。

フィリピンと日本の未来を担う若者たちのパフォーマンス

フィリピンと日本の未来を担う若者たちのパフォーマンス

グリーンコープの青少年ツアー参加の日本とネグロスの若者によるパフォーマンスが披露されました。そして、この25年間のそれぞれの働きに対しての感謝の授与式が行われました。バランゴンバナナ生産者たち、サトウキビ生産者たち、バナナのパッカーたち、マスコバド糖工場のワーカーたち、ATCスタッフ、そして海外パートナーの皆さん一人ずつに、ATCからの感謝の気持ちが手渡されました。

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