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エコシュリンプ生産者交流会報告

エコシュリンプ生産者交流会報告

コディルさん:イルルさんの池で15年間養殖池の管理の仕事をしています。

コディルさん:イルルさんの池で15年間養殖池の管理の仕事をしています。

エコシュリンプはどのように育てられているのか、そしてエコシュリンプはどのように食べられているのか、そんなことを生産者と消費者がお互いに交流して知り合う機会をつくろうと、日本でのエコシュリンプ生産者交流会を企画しました。今年10月、池干しの時期を利用して、エコシュリンプ生産者のホイルル・ウマムさん(通称イルルさん、33歳)とムジャヒディンさん(39歳)の2人が来日してくれました。関東と関西の7カ所の生協及び消費者団体でたくさんの消費者と出会い、エコシュリンプ料理を楽しみながら交流をしました。

【エコシュリンプ生産者のお話し】

イルルさん

イルルさん

■イルルさんは、エコシュリンプをいかに気づかい大事に育てているかを話しました。イルルさんは、エコシュリンプ養殖において6つの大切なポイントがあると言います。それは、「土」、「水」、「稚エビ」、「管理人」、「経営者」、「資金」の6つだと言います。エコシュリンプが稚エビのころに食べるのは植物性プランクトンで、そのときの養殖池の水の色は緑色であることに注意します。大きくなるに従い動物性プランクトンを食べます。その時期の養殖池の水の色は茶色でなければなりません。こういったことも池の管理人さんといっしょに注意を払います。エビの一生に合わせた養殖池の環境づくりは、天然エビが海で育つように池の環境づくりをしていくことです。池面積を十分にとり、稚エビを入れすぎずに注意を払い、悠々と泳ぎ運動できるように気配りをします。健康なエコシュリンプは天然のプリプリ感でしかも病気知らずです。イルルさんは、抗生物質を使う必要はありませんと言い切りました。

ムジャヒディンさん

ムジャヒディンさん

■ムジャヒディンさんは、生産者とATINAスタッフがつくったKOINというNGOについて話してくれました。豊かな環境のなかで美味しいエコシュリンプを育てる環境づくりを進めていくためにつくられた組織です。マングローブの植林、石鹸をつかった環境教育、BM技術の活用など、日本での経験も取り入れていこうと意欲的です。そして先輩の生産者、消費者である日本の皆さんといっしょにエコシュリンプを育てていきたいと話しました。

 

≪交流会で上映した動画:エコシュリンプに託す生産者の想い≫

【生産者・消費者交流会の足取り】

生活クラブ大阪での学習会

生活クラブ大阪での学習会

●10月16日(水)/生活クラブ神奈川:90人の消費者との交流会が予定されていましたが、大型台風上陸のためにキャンセルとなってしまいました。参加予定者には資料が送られました。
●10月17日(木)/生活クラブ東京:八王子デポーではこの日を「エコシュリンプデー」として、交流会と試食会の開催、この日の販売惣菜はエコシュリンプ使用の一品でエコシュリンプづくしの一日でした。
●10月18日(金)/生活クラブ虹の街(千葉)・松戸センター:40人もの組合員が集い、生産者のお話しを聞き、市販エビとの食べ比べ、そして美味しいエコシュリンプ・レシピを楽しみました。
●10月19日(土)/らでぃっしゅぼーや:エコシュリンプ生産者のお話しとお料理教室の2本立てのプログラムでした。
●10月20日(日)/生活クラブ京都エルコープのフェアトレード委員会のメンバーと京都観光
●10月21日(月)/生活クラブ都市生活:北神戸支部の組合員さんとの交流会
●10月22日(火)/生活クラブ大阪:各地区リーダー及び理事さんたち90人あまりと大きな交流会となりました。(交流会に先立って21日はお好み焼きを囲んで数人の組合員さんとディープな懇親会を楽しみ、大阪パワーをもらいました。)

大阪城にて

大阪城にて

●10月23日(水)/生活クラブ・エスコープ大阪:泉南市の組合員さんとの交流会は、生産者のお話しと大胆なレシピ紹介及び試食会でした。試食メニューはエコシュリンプづくし;“エコシュリンプのピラフ”“五目寿司”“オリーブオイル炒め”“サラダ”など5品、他に手軽にできるオードブルでクリスマス・メニューは“エコシュリンプと豆と根菜サラダ”“テリーヌにエコシュリンプ添え”を含む4品、お正月メニュー3品と盛りだくさんでした。華やかで美味しいレシピで、今年の交流会ツアーは閉じられました。

【交流会の感想】
≪参加者≫
●気を使ってていねいに育てていることに感動しました。安心して食べられるエビだと思いました。
●抗生物質を使わないだけではなく、プランクトンがエビの餌だという本当に自然の養殖だと理解できました。
●組合員活動で石鹸キャンペーンをやっているので、水と環境について納得できました。
●子供たちに環境の大切さを教えたいと思いました。
≪イルルさん≫
日本の料理は種類が豊富で美味しいし、米沢のお米は格別美味しかったです。消費者と生産者の交流を肌で感じました。養殖を続けていくためにこのような交流は大切と思いました。
≪ムジャヒディンさん≫
日本の消費者がこれほどエコシュリンプを愛してくださることを嬉しく思いました。今回限りの出会いでないことを願っています。インドネシアに帰ったら今回の交流会のことは生産仲間にも伝えようと思っています。仲間が日本の消費者のことを知ったらますます粗放養殖を一生懸命やると思います。養殖池ではいろいろなサイズのエビができますので、いろいろを食べて楽しんでください。皆さんが食べてくださることは、私たちの生産も、皆さんの食生活もハッピーになるのです。

エスコープ大阪ではエコシュリンプづくし料理を組合員さんと楽しみました。

エスコープ大阪ではエコシュリンプづくし料理を組合員さんと楽しみました。

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