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東ティモールで生産者たちは、コーヒー畑の手入れに取り組んでいます。

東ティモールで生産者たちは、コーヒー畑の手入れに取り組んでいます。

コーヒーの木の手入れワークショップ

コーヒーの木の手入れワークショップ

昨年9月末に、エルメラ県のコーヒー生産者を対象にコーヒー畑の手入れに関するワークショップを開催しました。ワークショップでは、コーヒーの実の生育が悪くなった古木の幹を、地上から高さ約30cmで斜めに切断することで蘇生させる技術(カットバック)のやり方の実践なども行われました。

ATT(オルター・トレード・ティモール社)のコーヒー事業マネージャーのルシオさんは、東ティモールの生産者にとって、こうしたコーヒー畑の手入れはとても大切だと考えています。というのは、東ティモールのコーヒーの木の多くは、ポルトガル植民地時代に植えられて以来、半世紀近く手入れが施されないままにきています。そのためにコーヒーの生産量が年々減少していることが危惧されています。そうしたなかで、経験豊富な専門家から教えてもらった技術・知識を、理論の習得のみならず実践してゆくことが大切だと考えています。こうした作業の結果が出るまでに4~5年かかりますが、辛抱強く中長期的な視点で継続してゆきたいと考えています。

フェルナンドさん(フィトゥンカイタノ)

フェルナンドさん(フィトゥンカイタノ)

ワークショップの後、ハウプ村リアモリ集落の生産者グループ:フィトゥン・カイタノのメンバーであるフェルナンドさんは、70本の古木をカットバックしました。さらに20本以上の苗木を新たに植えました。メルトト村タタバウリア集落の生産者グループ:ガタミールのメンバーであるイスマエルさんは、古木のカットバックと新しい苗木の植えつけをそれぞれ約20本ずつ実施しました。

イスマエルご夫妻(ガタミール)

イスマエルご夫妻(ガタミール)

 

 

 

 

生産者は、カットバックをした場合は1~2年で収穫ができるようになりますが、新しく植えた苗木が収獲できるまでは4年もかかります。生産者にとっては全体の収穫量を考えながら、手入れの方法を選んで行わなければなりません。また、いずれにしても数年収獲ができない期間があるということで、生産者はなかなかカットバックを行う決心がつかないことも現状です。今年もコーヒーの収穫が終わる8月くらいに、コーヒー畑の手入れに関するワークショップの開催を計画しています。

カットバックを施したコーヒーの木

カットバックを施したコーヒーの木から新しい枝が出てきました(2014年3月撮影)。

 

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