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バランゴンバナナで生活を台風前の水準に戻したい! ~台風ヨランダ被災者のホノラト・アグスティノさん~

バランゴンバナナで生活を台風前の水準に戻したい! ~台風ヨランダ被災者のホノラト・アグスティノさん~

ホノラトさん

ホノラトさん

台風ヨランダによって甚大な被害を受けたパナイ島のバランゴンバナナ生産者163人に復興支援として、野菜の種、バナナの苗、鶏糞、農具などが配布され、灌漑用ポンプも設置されました。

パナイ島カーレス町は、他の地域と比較してバランゴンバナナの生産量が多い産地です。台風ヨランダの後に新たな植え付け用に配布されたバナナの苗のうち65%、半分以上がカーレス町の生産者たちに配布されました。2014年3月~4月にかけて作付けが行われました。作付けが乾季にあたってしまったこともあり、灌漑用のポンプが設置されたことは大きな助けとなりましたが、生産者の1人ホノラトさんは、もう少し早く灌水ができれば、バナナの生育への影響も少なかったのではないかと話しました。

手押し型ポンプを操作するホナラトさん

手押しポンプを操作するホノラトさん

バナナの苗の植え込み

バナナの苗の植え込み

ホノラトさんバナナ圃場

ホノラトさんバナナ圃場

ホノラトさんは、米、野菜、バナナそして家畜の飼育などを複合的に行っている小規模農家です。バランゴンバナナの栽培を始めたのは、バランゴン民衆交易がパナイ島で始まった1990年代半ばあたりからです。バナナの他に、ココナッツ、カボチャ、豆類、オクラ、トウガラシなどの野菜、そして自給用の米をつくっていました。そして豚も4頭飼っていました。米と野菜は自給できており、購入しなければならないのは魚、油など調味料、そして日用品などでした。現金収入としては、ココナッツからの収入が一番多く、バランゴンバナナからの収入は全体の3割ぐらいになっていました。しかしながら、安定した収入のおかげで3人の子どもたち全員に大学教育まで受けさせることができたことが誇りです。

ホノラトさんの孫

ホノラトさんの孫

台風ヨランダは、バナナばかりでなく野菜までも全滅状態にしてしまいました。ホノラトさんは、仕方なくまだ小さかった豚を2頭売って食いつなぎながら、収穫が早くできる野菜の種を蒔きました。5月には、余剰野菜から一日あたり50ペソの現金収入を得られるようになりました。3月~4月にかけては、日本の皆さんからの支援金によってバナナの苗など生産に必要なものの配布もあり、100本の新しい株を植えつけ合計120本のバランゴンバナナを育てています。収穫予定は1年後の2015年3月ごろの予定です。また、雨季になれば、田植えをして米も自給できるように戻していく予定です。

ホノラト家族

ホノラト家族

台風ヨランダによって家も倒壊しました。今は台所として使っていた小さな家屋に家族全員で暮らしていますが、できるだけ早く家を建て直すことも考えています。ホノラトさんは、バランゴンバナナを通して、生活を台風前の水準まで戻したいと話していました。

 日本の皆さん、 台風ヨランダの被災者である私たちを支援してくださり、本当にありがとうございます。1年後には、パナイ島のバランゴンバナナ生産者から、再びバランゴンバナナをお届けすることができる日がきます。どうか、楽しみに待っていてください。 ホノラト・アグスティノ
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