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アグロエコロジーに何を学ぶか

アグロエコロジーに何を学ぶか

アグロエコロジーに何を学ぶか キューバやブラジルで活発となり、今やアジア、アフリカ、さらには欧米でも頻繁に言及されるようになった大きな潮流にアグロエコロジーがあります。

 農業を意味する「アグロ」と「エコロジー」を合わせたアグロエコロジーという言葉は日本語ではまだまだ耳慣れない言葉かもしれませんが、今や世界の消費者運動、農民運動の中でますます大きな存在となりつつあります。とりわけ、遺伝子組み換えに反対する欧米の市民運動の中でもアグロエコロジーの重要性の認識はすでに定着しているといっても過言ではないでしょう。

 農民運動、市民運動の中だけではありません。国連総会においても、世界の飢餓や気候変動問題を解決するための唯一の方法であるとして言及されるなど、国際的な重要政策課題として取り上げられるにいたっています。FAO(国際連合食糧農業機関)やUNCTAD(国際連合貿易開発会議)の関連会議でもアグロエコロジーの重要性はたびたび語られています。

ブラジル・アグロエコロジー全国連合事務局長デニス・モンテイロ氏 アグロエコロジーはただ単に小農民の運動であるに留まらず、科学者や消費者、都市のホームレス運動をも巻き込む、大きな社会のオルタナティブを求める運動として認識されつつあり、さまざまな人びとがこの運動に注目し、そして関わっています。そのダイナミズムを理解するのはなかなか容易ではありません。

そこで、昨年、第3回アグロエコロジー国際会議がブラジルで開かれた時に、ブラジルまで出かけて行き、ブラジルのアグロエコロジー運動の中心となっているアグロエコロジー全国連合の事務局長デニス・モンテイロ氏(写真上)にブラジルではどのようにアグロエコロジーが発展してきたのか、インタビューで語ってもらいました。

横断幕:「フェミニズムなしにアグロエコロジーはありえない」第3回全国アグロエコロジー大会(ブラジル・バイア州ジュアゼイロ)パラ州北東部女性運動 2014年5月16日(撮影 Cintia Barenho氏)https://flic.kr/p/nP7vzF

横断幕:「フェミニズムなしにアグロエコロジーはありえない」第3回全国アグロエコロジー大会(ブラジル・バイア州ジュアゼイロ)パラ州北東部女性運動 2014年5月16日(撮影 Cintia Barenho氏)https://flic.kr/p/nP7vzF

 ブラジルでは植民地時代以来、大土地所有制度が残っており、少数の地主が多くの権力を持っています。そうした古い支配層と新しい遺伝子組み換え企業が結びつき、ブラジルにおける農業政策もそうした少数の特権者を利するものが続いてきています。しかし、この小農民や市民によるアグロエコロジーの運動が全国化して、2012年8月、ついにブラジル政府はアグロエコロジーを政策として取り入れることを決定します。2013年末からその政策は実行され、ブラジルのアグロエコロジーはさらなる一歩を踏み出したということができます。

 どのようにブラジルでアグロエコロジー運動が生まれたのか、このブックレットをダウンロードして、ぜひお読みください。

オルター・トレード・ジャパン政策室室長 印鑰 智哉

アグロエコロジーに何を学ぶか ブラジルのオルタナティブ
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