Main Menu

人から人へ、手から手へ

東ネグロス州からボイ・カトウバイさんが来日、 バナナ生産者の自立を目指した奮闘について報告しました。

東ネグロス州からボイ・カトウバイさんが来日、 バナナ生産者の自立を目指した奮闘について報告しました。

ボイ・カトウバイさん

ボイ・カトウバイさん

東ネグロス州のバナナ生産者でありATC(ネグロスのオルター・トレード社)地域開発担当スタッフでもあるボイ・カトウバイさんが、2014年10月21日~31日に来日して、バランゴンバナナ消費者や取扱い生協団体の職員との交流会を行いました。交流会では、ネグロスのサトウキビ労働者や小規模農民に対するボイさんの思いや、活動の奮闘ぶりが報告されました。

交流会で報告するボイさん

交流会で報告するボイさん

私は10代後半のころから、東ネグロス州マンフヨッド地域のサトウキビ労働者のための活動に関わっていました。低賃金や不安定な労働状況に苦しみ、砂糖の国際価格が暴落して農園が次々と閉鎖された1980年代には、失業問題に苦しむ労働者の状況を何とか改善しようとしていました。

バランゴンバナナのデモ圃場

バランゴンバナナのデモ圃場

1990年代にはいって私は、バランゴンバナナの集荷担当として働くことになりました。その後はATCを通して、地域の人々といっしょにバナナ生産や地域開発の仕事などもするようになりました。研修でバナナの栽培技術を学んだり、有機農業視察旅行やセミナーに参加する機会も増えました。そうして自分が学んだことを地域のバナナ生産者にどうしたら理解してもらい、実践してもらうにはどうしたらいいか考えてきました。農民たちにとってわかりやすいのは、実際にみてもらうことだと思い、まずは自分でバランゴンバナナの圃場をつくりました。セミナーなどで学んだ通りの栽培方法を導入して、周囲の生産者たちにその成果を見てもらいました。

ボイさんの有畜複合農業の取り組み

ボイさんの有畜複合農業の取り組み

また、東ネグロス州では、バナナ以外の果樹や野菜をつくっている生産者も少なくありません。研修旅行などで私が学んだのは、「小規模農民として自立していくには、バナナや野菜の栽培と家畜の飼育を繋げた有畜複合農業や自然の循環のなかでつくられる持続的な生産システムの考え方が大切だ」ということです。自分の小さな畑で、鶏、ヤギ、牛などを飼い、その糞尿で有機肥料をつくり、バナナや野菜に施すということを実践してみました。畑の土もよくなり、家畜からの収入も得られウようになって経済的にも楽になりました。このことを地域の人々にもわかってもらいたいと、自分の畑に招いたり、話をしたり、日々奮闘しています。

来日中には、生協や産直団体の活動や日本で有機農業を営む農民を訪ねました。
*バナナのリパッキングセンターや配送センター視察(グリーンコープ)
*バランゴンバナナや野菜の配達体験(らでぃっしゅぼーや)
*抱樸館訪問(グリーンコープのホームレス支援活動)
*松島りすの森保育園訪問(グリーンコープの認可保育所)
*“さんぶ野菜ネットワーク”視察(大地を守る会に野菜を出荷している生産者)

動画制作をしたATCスタッフのパウロ(右)さんと観光

動画制作をしたATCスタッフのパウロ(右)さんと観光

以下、ボイさんが奮闘している地域の東ネグロス州マンフヨッド町ロウア・カンダボンの様子を動画でご覧ください。
ロウア・カンダボンの生産者は、バランゴンバナナはじめ野菜や果樹などをつくっていますが、運搬作業などにも苦労しています。そうしたなかでも自立を達成するために、安定した市場をもつバランゴンバナナを基軸に持続農業を発展させていこうというボイさんの決意が伝わってきます。

政策室 幕田

1,285 views
omise BananaNews recipe Beyond 世界のオルタナティブ ネグロス・サミットのロゴ