パナイ島のバランゴンバナナ、度重なる台風被害からようやく回復! ~バランゴンバナナが豊作です!~

2013年の大型台風ヨランダで壊滅的な被害を受けたパナイ島のバランゴンバナナ産地。台風ヨランダ以降、日本の皆さまからの支援もあり、生産者はバランゴンバナナの作付けに取り組んできました。
台風ヨランダ復興支援の詳細はこちらをご覧ください。
復興支援を受け、再度作付けを行ったバランゴンバナナは順調に育っていましたが、収穫が徐々に始まっていた2014年12月に台風ルビーの被害を受け、実を付けていたバランゴンバナナのほとんどがなぎ倒されてしまい、生産者は再びバランゴンバナナからの収入を失ってしまいました。
本当に残念です。でもゼロから再スタートだと仲間と話しているんです~パナイ島バナナ生産者を訪ねて~
度重なる台風被害、また2015年前半には干ばつの影響も受けたバランゴンバナナ生産者ですが、それでもオルタートレード社のサポート(日本の消費者の皆さんからの支援)を受けながら、バランゴンバナナ栽培に取り組んできました。そして、今パナイ島では多くのバランゴンバナナが実り、収穫できています。
サンディオニシオ町で、フィールド・アシスタントとして生産者の栽培・出荷管理にあたっているチャーリー・カノイさんによると、担当している地域の11月末の収穫数量は1週間で約16,000本。台風ヨランダ前の収量は2週間に1回、6,000~7,000本だったので、台風ヨランダ前よりも収穫数量は増えています。パナイ島全体でも、台風ヨランダ前に比べ、2倍以上のバナナを出荷できています。
「今後、乾季で雨が降らない時期が続くので、収量が減少することが予想されるが、それでも毎週8,000本近くのバランゴンバナナを収穫できると思います」とチャーリーさん。
パナイ島生産者から喜びの声が届いています!皆さんもぜひ様々な苦労を乗り越え、収穫されたバランゴンバナナをご賞味ください!!
「度重なる台風被害を受けましたが、ようやくたくさんのバナナが実りました。とても嬉しいです!私は、若い時からずっと畑仕事をしています。身体が動く限り続けていきたいと考えています。日本の皆さん、ご支援をありがとうございます。」アナニアス・ラチカさん(80歳)とネニタ・ラチカさん(78歳)
「台風ヨランダの後、支援を受けながらバランゴンバナナの栽培を続けましたが、次にきた台風ルビーで収穫間近のバナナ約100株がなぎ倒されてしまいました。今は、台風ヨランダの被害にあう前よりもたくさんのバナナを収穫できています!」スーサン・バセアさん(カーレス町)
「バランゴンバナナは生産者と消費者の関係性のシンボルであり、私にとっては人生そのものです。バランゴンバナナを継続的に買ってくださりありがとうございます!」サンディオニシオ町ホアニト・バラヨンさん(70歳)
「継続的にバランゴンバナナを買っていただき、ありがとうございます。サンディオニシオ町の他のバランゴンバナナ生産者のモデルになれるよう、今後もバランゴンバナナ栽培に取り組んでいきます。」ロリー・バルヌエボさん(サンディオニシオ町)
事業部 商品一課 黒岩 竜太
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