【PtoP NEWS vol.1 ここが知りたい!】マスコバド糖 ~民衆交易品第1号はマスコバド糖~
2017年5月29日
フィリピンの砂糖生産の6割を占めていたネグロス島。1980年代前半に発生した砂糖の国際価格の暴落でネグロスの砂糖産業は壊滅状態となりました。多くのサトウキビ農園労働者が失業し、食べものを買えない状況に陥り、その家族、特に子どもたちが飢餓にさらされたのです。
1986年2月、APLAの前身団体である日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)が設立され、募金による援助活動が開始されました。しかしながら募金活動での支援は長く継続できないと考え、モノに対する対価を支払う経済活動で継続的な協力はできないだろうか、という答えにたどり着きます。
土地もなく農業経験もないネグロスの人びとが何をやれるかといったら、サトウキビをつくって搾ることでした。それを「援助」ではなく協力関係によって成り立つ仕事として組み立てたのがマスコバド糖の交易でした。そして翌年、民衆交易品第1号の誕生となるのです。
幕田恵美子(まくた・えみこ/ATJ)
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