ATINA新工場が稼働を開始しました。
3月24日にATINA(オルター・トレード・インドネシア)社では、新工場の落成式が行われ、新たなスタートを切りました。
稼働を前にした新工場とATINAの仲間たちの様子をレポートします。
【1月15日:工場建築中】
新工場の建屋の建築が進み、窓の取り付けや外装の仕上げなどが急ピッチで行われていました。
【3月5日:新工場への初出勤】
新工場の建屋もほぼ完成!製造設備や器具類の搬入も終わり、いよいよATINAの工員さん達が新工場に初出勤しました。今日はみんなで大掃除です。新しい工場の横では、みんな盛り上がり、新たな工場に夢を馳せていました。
【3月6日:動脈が繋がる】
工場の動脈とも言える電気配線がようやく繋がりました。配電盤の前で無数のケーブルの接続作業が終わると、冷凍倉庫や生産設備に電気が流れ、工場内に照明が灯り、新工場の稼働準備が本格的に始まりました。
【3月6日:現場事務所】
工場の裏側にある社員食堂、事務所棟が完成するまではここが現場事務所となります。ATINAの面々が稼働準備の打ち合わせ中です。季節は雨期、連日夕方になるとバケツをひっくり返したようなスコールに見舞われ、まだ壁の無いここ現場事務所には雨が降り込み、皆一次避難の繰り返しでした。
【3月6日:現場を支える人びとの力】
工員さんたちの力でみるみるうちにきれいになって行く工場内。製品の安全を保つ為に、毎日繰り返し徹底的な清掃作業が繰り返されました、下の写真は大活躍の「お掃除シスターズ!?」の面々。掃除機でどんなゴミも吸い取っちゃう!
【3月8日:BMW汚水処理施設】
新工場ではBMW(バクテリア・ミネラル活性水)技術を応用した汚水処理施設が導入されました。汚水の分解を担う微生物もすくすくと育ってきました。
【3月22日:竣工式を目前に】
工場の稼働準備が急ピッチで進む一方、竣工式の準備も着々と行われていました。新しい工場は、続々と届くお祝いの花で飾られて行きました。
【3月24日:悲しい知らせ】
竣工式の日、集まった人びとに悲しいニュースが伝えられました。
アジアで生産されて日本の食卓を潤して来たエビに関して問題提起をされ、伝統的な養殖池で粗放的に養殖されたエコシュリンプの民衆交易が始まるきっかけをつくられた、村井吉敬先生が23日未明に他界されました。堀田ATINA社長よりその知らせが伝えられ、ATINAの従業員をはじめ会場に集った人びとは、エコシュリンプの生みの親でもある村井先生を偲び、ご冥福を祈りました。
【3月24日:竣工式の日、明日への想い】
竣工式の会場は、人びとの笑顔であふれていました。工場稼働までの数ヶ月ほとんど休み無く準備を続けて来たATINAの面々。若手生産者(池主)のイルルさん、来賓の方々をはじめ、これまでエコシュリンプに関わって来た多くの人びとが集いました。地元シドアルジョの伝統的なエビダンスも披露され、工場では本格的な生産が始まりました。
20 年の節目を迎えたエコシュリンプの民衆交易、次の20年はエコシュリンプを通じてどんな人びとが繋がって行くのでしょうか。ATINAの面々は、疲れからか、眠たそうな笑顔でしたが、夢と希望があふれていました。
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