Main Menu

人から人へ、手から手へ

インドネシアのATINA社でBMW技術学習会が開催されました。

インドネシアのATINA社でBMW技術学習会が開催されました。

ATINA社新工場に設置されたBMW排水処理プラント

ATINA社新工場に設置されたBMW排水処理プラント

2013年3月にオープンしたATINA(オルター・トレード・インドネシア)社の新工場には、BMW技術を利用した排水処理プラントが導入されました。自然が本来持つ浄化作用の仕組みを利用した排水処理方法で生物活性水をつくり、水をより良い状態にして自然にもどすというシステムが、自然の力を利用した粗放型エコシュリンプ養殖と理念が一致するのはいうまでもありません。旧工場の排水処理方法では微生物の培養に苦労し、時に汚泥処理がうまくいかず悪臭を放ってしまうこともありました。それがBMW技術を利用した排水処理プラントを通すと、微生物を含んだ汚泥を循環させることで汚泥の臭いがなくなります。BMW排水処理プラントは、ATINA社にとって内外に自慢できる技術となり、BMW技術のコンセプトをより深く理解して、外部の人に自信をもって伝えていきたい、という気持ちがプラントのオペレーションに携わっているスタッフのなかに芽生え、ATINA社スタッフや生産者からの要望によって6月19日、日本からBMW技術協会の秋山事務局長を招いて学習会を開催することになりました。

学習会当日はATINA社スタッフはもちろん、ATINA社冷凍工場の工員さん、シドアルジョやグレシック周辺のエコシュリンプ養殖池主や契約集荷倉庫オーナー、そして州や県の水産局や環境局の職員まで、参加者は総勢40名にもなりました。

ATINA-BMWプラントを説明するアントックさん

ATINA-BMWプラントを説明するアントックさん

学習会プログラムでは、まずATINA社のBMWプラントを担当するアントック氏が、ATINA社工場に設置されたプラントの概要について報告しました。アントック氏は、当初からBMW技術に関心をもちプラント建設中も熱心に学んでいたようで、手元資料も使わずに流暢な説明がなされました。

学習会には多くの参加がありました。

学習会には多くの参加がありました。

 

 

次いで、秋山事務局長から、土・水・山を中心とした自然の循環について、そしてBMW技術の基礎と概要が説明されました。エコシュリンプの粗放養殖地域では、河川からの水を池に引き込んでエビ養殖を営む生産者にとって、水の品質はとても重要な要素です。『良い水が良い生き物を育てる』というBMW技術の基本的な考え方、そして『環境は河川の上流を含めた自然循環の中で形成される』という循環のモデル図は、より広い目で参加者の生活環境を捉える素材となりました。こうした午前の講義を聞いた後、午後のプログラムに参加してもらおうと、学習会に参加していた水産局の職員が、急遽環境局の仲間を呼び寄せるという一幕もありました。

現場を視察しながら学ぶ

現場を視察しながら学ぶ

BMW技術の活用事例の報告では、韓国の農民がトマト栽培に使った結果として報告された「たわわに実ったトマト」の写真は、参加者に多大なる希望をもたらしました。しかし、秋山事務局長からの「この生産者はトマト栽培に関して基本的な技術があり、微生物が存在する土づくりなど必要な環境条件を整えたところに、生物活性水を利用することでより素晴らしい結果を出せたのだ」というポイントを十分に理解し、今後取り組んでいかなければならないことだと伝えられました。

生産者のイルル氏も関心を寄せている。

生産者のイルル氏も関心を寄せている。

2,465 views