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フィリピン・ボホール島 地震被災救援レポートその3 ~バランゴン生産者の状況報告②~

フィリピン・ボホール島 地震被災救援レポートその3 ~バランゴン生産者の状況報告②~

引き続き、ATCからの報告です。地震後のバランゴンバナナの収穫は、集荷担当者やパッカーの皆さんの恐怖のなかでの働きで200箱以上も送り出されました。

ボホール島南部の海沿いのハグナ町の生産者や集荷担当者、カルメンパッキングセンターでの箱詰め作業の様子を報告します。

【エディス・マドレジョさん:生産者で村議会議員/ハグナ町マヤナ村】

エディス・マドレジョさん(生産者)

エディス・マドレジョさん(生産者)

地震によって、マヤナ村のほとんどの生産者の家にはひびが入りました。も し、ここにさらに台風がきたら、そうした家は崩壊してしまうでしょう。引き続く余震は人々を不安にさせています。台風襲来前には家のつくりなどが台風に弱 いので注意するようにとの警告もあり、私は夫と屋根が飛ばないように抑えつけました。家族は私の妹の家に避難させました。台風後、マヤナ 村の電気は止まったままで、家族との連絡や気象状況など情報を受けにくくなっていることが問題です。マヤナ村の人々は、村役場に携帯電話の充電(有料)を しに行かなければなりません。

地震後のバナナ出荷のときには、収穫の最中に揺れが来るのではないかととても怖かったです。そうしたなか で もバナナの集荷が行われたことには感謝しています。私たちは何とか日々の生活を営む収入を得ることができたからです。しかしながら、余震がくるたびに心配に なります。一方で、バナナ出荷団体のPFTACの責任者が私たちの様子を見に来てくれ、緊急支援物資まで届けてくれました。心から感謝しています。

【サムエル・アデサーさん:集荷担当・生産者/ハグナ町マヤナ村】

サムエル・アデサーさん(集荷担当、生産者)

サムエル・アデサーさん(集荷担当、生産者)

集荷中に心配したことは、ボホールからバナナを運ぶ船が出るのだろうか、ということでした。というのは、集荷中ずっと余震が続いていたのです。私は、恐怖で収穫ができない生産者のバナナも収穫して集めました。生産者の収入はもちろん大切ですが、収穫をしないと消費者にも迷惑をかけると思ったからです。そして何よりもせっかく実ったバナナが過熟となって出荷できないことになってしまいます。

【リチエ・マリグオンさん:パッカー/カルメン町カティプナン村】

リチエ・マリグオンさん(パッカー、中央)

リチエ・マリグオンさん(中央・パッカー)

バナナの箱詰め作業が行われると聞いたときはまだカルメン町では頻繁に余震が続いていたためにとても心配しました。しかしながら、バランゴンバナナを箱詰めすることは私たちの責任なので躊躇することなく仕事に出ました。仕事中にも余震を何度も経験しました。建物が崩れるかもしれないと思いパッキングセンターから離れては、揺れがおさまると仕事にもどりました。私の自宅はパッキングセンターから少し離れているので、仕事中も家のことや家族のことが心配でたまりませんでした。しかし、何とか3日間の作業は終えることができました。どんな災害が起ころうとバナナの集荷と箱詰め作業が無事終了することを祈りました。そしてやり通せたことは、地震前の生活にもどっていくための力になると信じています。

 

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