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台風30号ヨランダによる被害状況報告~ネグロス西州~(第6報)

台風30号ヨランダによる被害状況報告~ネグロス西州~(第6報)

11月8日の台風ヨランダはネグロス島西州にも被害を及ぼしました。台風直後の11月9日~14日に、ATCスタッフがバランゴンバナナ産地を訪問しました。

【シライ市ランタワン地域/ビナルワガン地域】

なぎ倒されたバランゴンバナナ(パタグ地域)

なぎ倒されたバランゴンバナナ(パタグ地域)

この地域に既存していた4404本のバナナの75%(これから実をつけるバナナ、あるいは実が成長しつつあるバナナ)が、台風の被害を大きく受けました。倒れたバナナのうち70%が根こそぎ掘り起こされるように倒れ、30%は強風によって切断されたように倒されました。被害を受けたバナナのうち10%は、茎が折れたりしましたが、まだ実をつける可能性があります。あとの15%は葉っぱが多少切れたりしていますが、今後実をつけ生産性にもあまり影響がないだろうとみています。

【シライ市パタグ地域】

根本からなぎ倒されたバランゴンバナナ(パタグ地域)

根本からなぎ倒されたバランゴンバナナ(パタグ地域)

既存バナナの65%が倒れ、そのうち15%は2012年11月に植え替えたバナナでした。

【バゴ市イリハン村】

これから実をつけるはずのバナナも倒れてしまいました。

これから実をつけるはずのバナナも倒れてしまいました。

イリハン村はかつては生産量の多い産地でしたが、バンチトップの影響で長い間出荷ができませんでした。今年にはいってバランゴンバナナ復活をめざしてバランゴンバナナの作付を行いました。そのバナナの80%が台風ヨランダの影響で倒れてしまいました。倒れたバナナの70%は茎が折れた状態で、残り30%はなぎ倒されたバナナは強風で吹き飛ばされたのか、後かたもなくなっていました。

イリハン村のある生産者は、11月23日の出荷日には50バンチ(200房ほど)の出荷を予定していましたが、そのほとんどは重い実をつけたまま強風にあおられて倒れてしまいました。バナナ12㎏入りで25箱分、生産者の収入で2,475 ペソ(役5,000円)分の損害です。

【ラカルロータ市バイス地域】

既存バナナの80%が台風の影響で倒れてしまいました。そのうち70%は折れてしまい、30%は強風で切断されたように倒されました。20%は何とか実をつける可能性があります。

【EBマガロナ市カンルソン】

バナナの葉がボロボロになってしまいました(カンルソン)

バナナの葉がボロボロになってしまいました(カンルソン)

既存バナナの80%が倒れてしまいました。そのうちの70%は茎が折れてしまい、30%は切断されたようになぎ倒されました。20%は何とか実をつけるかもしれません。

バランゴン生産者がつくっている水田も被害を受けました(カンルソン)。

バランゴン生産者がつくっている水田も被害を受けました(カンルソン)。

バランゴンバナナ産地では、バランゴン以外のバナナ、米や野菜など他の作物にも影響がありました。しかしながら、生産者たちは、被害をまぬがれた野菜や根菜類を食べたり、余剰があれば市場に売って現金収入を得るなどしてやりくりしています。ATCは台風被害を受けたネグロス西州のバランゴンバナナ生産者に対して、緊急救援物資の配布はしませんが農産物生産復興のための支援(圃場の片付け、バナナの植え替え、施肥など)を検討しています。

 

 

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