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エコシュリンプ産地で、マングローブの植樹が進められています。

エコシュリンプ産地で、マングローブの植樹が進められています。

KOIN(エコシュリンプ生産者とATINA職員が組織しているNGO)とオルター・トレード・インドネシア(ATINA)は、2014年の共同プロジェクトとして、エコシュリンプの産地ジャワ島東部のシドアルジョとグレシックで「マングローブの植樹」プロジェクトを行っています。

パスルアンにできたマングローブの森

パスルアンにできたマングローブの森

マングローブの森近くには干し魚加工場もできました。

マングローブの森近くには干し魚加工場もできました。

2012年3月に、日本の野付植樹協議会(漁協と生協が協力して植樹プロジェクトを行っています)の皆さんが、エコシュリンプ産地を訪れた際に、漁民が山に木を植える理由を聞きました。またエコシュリンプ生産者といっしょに、パスルアン地域で20年にわたってマングローブの植樹を続けているムカリムさんを訪ねました。ムカリムさんは、最初は家への浸水を防ぐためにマングローブを植え始めました。15年もたつと周囲はマングローブ林になり、沿岸に魚がもどってきたといいます。すると近所のみんなが喜んで、その後はコミュニティみんなでマングローブの植樹をはじめ、今ではマングローブの森となり、豊かな漁場となりました。そんな近隣の現場とも出会うことができました。また2012年11月には、エコシュリンプ生産者とATINA職員が北海道の野付漁協を訪問して、漁民と消費者が植林してつくったコープの森を視察したり、ホタテ養殖や鮭の生育と水の関係について話しを聞きました。

エコシュリンプ産地での植林の目的には、土手に木を植えることによって堤防を強くすることはもとより、マングローブの働きには水中のアンモニアを中和させる、落ちてくる葉や枝からエビや魚の餌となる動物性プランクトンを増やす、などの効用も期待できることがあります。

シドアルジョでのマングローブの苗床づくり

シドアルジョでのマングローブの苗床づくり

シドアルジョでは2014年1月に、エコシュリンプ生産者のサイフルさんの池に100本のマングローブを植えました。KOINとATINAのフィールドスタッフが参加して行われた植樹ですが、今年は新しい試みをしました。それは、川の堤防近くに、自然のマングローブ林に近い形で苗床をつくろうというものです。というのは、マングローブの苗を定植する際に、同じ土壌や水環境で育てた苗のほうがストレスがかからず根づきがよいという考えからです。乾季が終わる9月には、また植樹を再開する予定です。シドアルジョでは2014年中に、1か月250本で合計1000本のマングローブを植樹することを目標としています。

グレシックでの植樹

グレシックでの植樹

グレシックでの植樹

グレシックでの植樹

グレシックでは、2010年、2012年に続いて今年2014年は3度目の植樹プロジェクトになります。今年は、6300本のマングローブを植樹することを目標としています。

今年のグレシックでの取り組みは、環境NGOのECOTONとの共同プロジェクトです。ジャカルタにあるKEHATI財団からECOTONへの植樹活動支援の申し出がありました。それは、ジャカルタ~バニュワンギまで植樹によるグリーンベルトをつくる計画のなかで、グレシック地域の植樹をまかされたのです。このグリーンベルト・プロジェクトの目的は、植樹活動によって生産者や一般の人々に、環境について関心をもってもらうことです。

 

 

グレシックでの植樹プロジェクトへの参加者

グレシックでの植樹プロジェクトへの参加者

5月にパスルアンのムカリムさんから1000本の苗を調達して、ソロ川沿いとアプナンさんの養殖池で、ATINAスタッフ、KOINメンバー、ECOTON役員、そしてエコシュリンプ生産者総勢25人の参加で行われました。9月には2000本の苗を生産者に配布して、自分たちで苗床をつくる予定です。そして雨季が始まる2015年1月~2月にかけて、自前でつくった3300本のマングローブの苗を植樹する予定です。

集荷スタッフも植樹(スラウェシ)

契約仲買人も植樹(スラウェシ)

そして、今年はスラウェシのエコシュリンプ産地でも、ATINA主導でマングローブの植樹活動が行われました。5月21日、スラウェシ島のビンラン県ランリサンの養殖池に植えました。今回の植樹のテーマは「未来の世代のために地球を守ろう」でした。川に沿って225メートルにわたって300本のブラックマングローブが、21人の参加者によって植えられました。こうしたマングローブの植樹活動によって、エコシュリンプ生産者がさらに環境に配慮してくれるように期待しています。彼らが積極的に活動に参加するようになれば、環境保護にも繋がっていくからです。

 

 

植樹プロジェクトへの参加者

スラウェシでの植樹プロジェクトへの参加者

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