東ティモール・コーヒー生産者、カルロスさんからのメッセージ

2015年5月20日、東ティモールが独立(主権回復)から13周年を迎えます。
主権回復から13年間、生活は少しずつ変化しています。道路も整備されてきたし、水の問題も以前より解決されてきました。私たちの村にはまだ電気は届いていませんが・・・。
生計の中心であるコーヒーについても、ATT(オルター・トレード・ティモール)と出会ってからは、色々な変化がありました。
当初はチェリーで販売していたのが、自分たちで果肉除去をして、乾燥させて、パーチメントにして販売するように方針が変わり、最初は手がかかり作業が大変でしたが、今は慣れてきたので大丈夫です。良い品質のコーヒーを作るためにがんばっています。
ここ数年はこれまで体験したことのないような気候の変化を感じていて、心配です。花が咲く時期に雨が降ると花が落ちてしまいます。また、花が散って結実する時期に雨が降らないと実のつきが悪くなります。またコーヒーには裏年(作柄の良くない年)ということもあります。
そのような情況が重なると、以前だったら男性陣はみんな出稼ぎに行っていたと思いますが、今はグループで野菜の栽培や魚の養殖にも取り組み始めているので、そんなときでも出稼ぎに行かなくてもすみ、前に比べれば状況は少しずつよくなっています。
日本のみなさんへのメッセージ
是非、たくさんコーヒーを買ってください!
それから、私たちが日本に行くのは容易ではありませんが、ぜひ皆さんに、私たちのところに足を運んでいただけたら嬉しいです。
カルロス・ドス・サントス(Fitun Caetano 地域リーダー)
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