ラオスの師走
日本ではこの時期を「師走」と呼びますが、ラオスのコーヒー生産者もコーヒーの収穫と加工に大忙しです。
コーヒーは年に1度、収穫期がやってきます。ラオスでは乾季の12月頃、そのピークを迎えています。ラオスのボラベン高原でコーヒー生産で生計を立てている人びとにとっては、長い雨季を経て、コーヒーを収穫して売りに出せる、首を長くして待ちわびている時でもあります。今年は雨季が明けても雨が続いたり、気温が低かったりして実が赤くなるのがやや遅れている模様。コーヒーもやはり農作物、天候はいつも生産者の気をもみます。
生産者たちは、コーヒーの実を摘んで洗浄、赤い果肉を除去した後、中の種を水につけて発酵させます。その後何日もかけて乾燥させ、組合の倉庫でパーチメント(薄皮)を脱穀。
各村々で、コーヒーの赤い実(コーヒーチェリー)が熟しすぎて地面に落ちてしまう前に、総動員で収穫をしています。ふだんはのんびりしている村人たちも、てきぱき収穫収穫。
しかもコーヒーの実は収穫後、すぐに果肉除去をして発酵させないと、品質に影響しまうので、時には夜遅くまで加工に時間がかかってしまう生産者もいます。
とにかく人手が足りないこの時期には、他の村から親戚や出稼ぎの人が、コーヒー摘みの仕事をしにやってきます。平野部の人たちが、ちょうど稲刈りを終えるタイミングで、ボラベン高原ではコーヒーの収穫が始まるのです。
村の外から出稼ぎにくる人たちは、おおよそ朝の8時から夕方16時くらいまで働いて、生産者の家に住み込みで1, 2か月を過ごします。
農村では、「この時期に他の村から出稼ぎに来ていたのが今の旦那さんだよ」、という話をよく聞きます。(ラオスは結婚後、男性が女性の家に身を寄せる事が多い。)
外の人とあまり関わることのない農村の社会では、コーヒーの収穫期は新しい出会いがある時間でもあります。
忙しくも、活気のあるラオスの収穫期です。
商品三課 後藤翠
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