取り扱い商品

バランゴンバナナ

Balangon Banana
バランゴンバナナ
つくる人と食べる人の、いのち・自然・暮らしを守るバナナです

バランゴンバナナには2つの顔があります。
一つは自然を守りながら化学合成農薬・化学肥料を使用せずに
栽培された安全・安心なバナナ。
もうひとつは、フィリピンの農民たちの暮らしを応援する
「民衆交易」商品としての顔です。

「バランゴン」とはフィリピンに自生するバナナの品種の名前です。ほんのりとした酸味と甘みが調和したコクのある味わいが特徴です。バランゴンバナナが民衆交易品として初めて日本に届けられたのが1989年。それは、フィリピンのネグロス島で飢餓とたたかいながら子どもたちに人間らしい生活を残したいと頑張る人びとと、「いのち・暮らし・自然を守る」ことをテーマに、生産者と消費者の共生をめざす日本の人びととの出会いから生まれました。

バランゴンバナナを味わうことは、フィリピンの生産者たちの暮らしを応援し、人と人、人と自然が共生する持続可能な社会づくりへとつながっています。生産者と消費者の信頼関係をベースにしたバナナの交易を通して、お互いが「ともに生き、ともに働き、ともに暮らす」ことを実感できる経済活動の実現を目指しています。

私たちがつくっています

ダニーロ&ゲラルダ・サビナンさん 東ネグロス州シアトン町マンティケル村
私たちが住むマンティケルは、町から離れた山奥にあります。ここでバランゴンバナナを2013年から栽培しています。ナスやニガウリなどの野菜も育てていますが、町まで運ばないといけませんし、野菜は価格が安定していません。バランゴンバナナは、定期的に山奥まで買付に来てくれ、適切な価格で買い取ってくれるのでとても助かっています。3人の子どもたちも高校を卒業し、今は皆家を出て働いています。
バランゴンバナナの栽培で一番苦労することは、台風や干ばつなどの天候被害です。バナナは風に弱い作物で、また干ばつの被害を受けると回復に時間がかかります。それでも決してやめるつもりはありません。皆さんとの関係が今後も続くことを願って栽培を続けていきます。

レネボイ・ソムブリアさん ネグロス島西ネグロス州シライ市パタグ村
バランゴンバナナを販売しようと考えた理由は、定期的にバナナの買付に来てくれるので、町の市場まで自分で持っていく必要がなかったからです。また、買付時に代金を支払ってくれるのも助かります。収入全体の約3割をバランゴンバナナの販売が占めており、貴重な現金収入源です。
2012年からは現場スタッフとしても働いており、現在は地域開発担当として他の生産者のサポートをしています。地域開発担当の仕事は、生産者協会の組織強化、担当地域でのバナナの作付け拡大、農業技術のサポートなど多岐にわたります。午前中はスタッフとしての仕事を行い、午後は自分の畑で袋掛け、枯葉の除去、除草などの手入れ作業をします。忙しい毎日ですが、生産者のサポートにやりがいを感じています

モンディア・インボックさん ミンダナオ島マキララ町ブハイ村
1953年にブハイ村の先住民族バゴボ・タガバワの家庭に生まれました。生活が非常に苦しかったため、高等教育を受けることはできず、大家族の中で両親の農業を手伝うことになりました。
村の農業組合の代表を務めていて、そのことがきっかけでバランゴンバナナを出荷するプログラムを知り、2015年に他のバゴボ・タガバワの人びとと一緒にプログラムに参加しました。バランゴンバナナからの収入で、家族の日常生活に必要なものを賄っています。コツコツ貯めたお金で、バナナをパッキングセンターに運ぶバイクを購入しました。バゴボ・タガバワのコミュニティだけでなく、ブハイ村の入植者やイスラム教徒(先住民族マラナオ)とも共生し、良い暮らしをつくっていきたいと思います。

ATJレポート

産地の様子や生産者の声をはじめ、民衆交易に関わる人・もの・コトの情報をお届けします。

バランゴンバナナ
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リニューアルされたウェブサイトのご紹介です。

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みんなの力を合わせて乗り越える~台風オデットの被害を受けて~

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フィリピン 台風オデット復興事業<中間報告>

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