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コーヒーの基礎知識

ATJのコーヒーをより深く知っていただくためにコーヒーに関する様々な情報、役立つ知識をまとめました。
コーヒーの「歴史」や「種類・分類」など興味深い内容が満載です!

コーヒーの歴史 コーヒーの種類・分類 栄養成分
世界のコーヒー生産量・産地分布 世界のコーヒー消費量
一人当たりのコーヒー消費量 保存方法 参考資料

コーヒーの歴史

 コーヒーの原産地はエチオピアと言われています。エチオピアの高原では今でも野生のコーヒーの木を見ることができます。10~11世紀ごろ、エチオピアからアラビア半島に伝えられ、薬用として用いられた記録が残っています。14世紀になるとコーヒーを飲む習慣が、トルコやエジプト、イラクなどのイスラム教寺院に伝えらていきます。14~15世紀には、焙煎という手法が見出され、コーヒーが飲み物として広がっていきました。16世紀後半になると、ヨーロッパでもコーヒーは知られるようになり、1640年にはイエメンから初めてヨーロッパに輸入されるなどして、本格的に広がり始めました。17世紀後半になると、イギリスではコーヒーハウスが、フランスではカフェが人気となります。そこは単にコーヒー飲む場所ではなく、議論や交流の場であり、思想、政治、文化に大きな影響を与えたのです。アメリカには、やはり17世紀後半にヨーロッパを介してコーヒーは伝えられ、その後アメリカは世界最大のコーヒー消費国になりました。また、1727年には現在最大の生産国であるブラジルにコーヒーが持ち込まれました。
 19世紀末から20世紀にかけて、アフリカでロブスタ種、リベリカ種のコーヒーが発見され、欧州人がその栽培をアフリカに持ち込む一方、日本人の加藤サトリにより、インスタントコーヒーが発明され、アメリカの博覧会で販売されました。
 日本に初めてコーヒーが伝えられたのは、17世紀初頭、オランダ商人を通してのことと言われています。鎖国時代のためコーヒーは広がらず、日本人の試飲記録はその200年後に長崎奉行所に勤めていた太田蜀山人によるものが最初です。江戸の末期から輸入が始まり、明治に入ると西欧文明の入り口としてヨーロッパ風カフェが開店しますが、軌道にのることはありませんでした。しかし、明治末期、ブラジル政府からコーヒーの無償供与を受けて、「カフェパウリスタ」が創設され、全国に支店が展開されることを糸口に徐々にコーヒーは広がっていきました。1934年には全国にカフェは3万軒に達し、輸入量は1877年の18tが、1937年には8,571tにまで伸びています。ところが、戦時体制の強化により1938年に輸入規制が始まり、1942年には完全に輸入が途絶えました。
 コーヒーの輸入が再開されたのは1950年です。1960~1970年の間に輸入が自由化され、高度成長期等によりその後輸入量は急増しました(1955年4,098t⇒1970年89,456t)。現在、日本は世界第3位の輸入国です(2004年436,133t)。家庭・職場での飲用量は増える反面、喫茶店等で飲む量は減少を続けています。そのこともあり、1981年には15万店以上あった喫茶店も2001年には9万店弱に激減しました。また、コーヒーの飲用形態も、インスタントからレギュラーや缶コーヒーに移っています。

 日本は40以上の国からコーヒーを輸入していますが、ブラジル、コロンビア、インドネシアの3カ国で60%以上を占めています。

コーヒーの種類・分類

 コーヒーの木は細かく分類すると40種以上の種がありますが、栽培されているのは大きく分けて3種類。「アラビカ種」「カネホラ種(別名ロブスタ種)」「リベリカ種」です。

アラビカ種
特徴 味、香りともにすぐれているので、最も広く栽培されており、全世界の生産量の2/3程度を占めています。しかし、病害虫や熱に弱く、高地で栽培されています。
用途 レギュラーコーヒー(特にストレートコーヒー)
原産地 エチオピア
主な
生産国
中南米(ブラジル、グアテマラ、エクアドル、コロンビア、メキシコ、コスタリカ、ペルー、エルサルバドル、ホンジェラズ、ベネズエラ、ドミニカ、ニカラグア、ハイチ、キューバ、ボリビア、パナマ、ジャマイカ、パラグアイ) アフリカ(エチオピア、ケニア、マラウィ、ザンビア) アジア(インド、パプアニューギニア、フィリピン)

カネホラ種(別名:ロブスタ種)
特徴 成長が早く、収穫量も多く、病虫害に強く、低地でも栽培できます。強い苦味とコクがあります。
用途 インスタントや缶コーヒー、ブレンドコーヒーとして使われることが多いようです。
原産地 コンゴ
主な
生産国
中南米(トリニダードトバコ、アジア(ベトナム、インドネシア、タイ、スリランカ)、アフリカ(アンゴラ、ギニア、ナイジェリア、ガーナ、トーゴ、中央アフリカ、リベリア、シェラレオーネ、赤道ギニア、コートジボワール、ウガンダ、コンゴ、カメルーン、マダガスカル)

リベリカ種
特徴 ごく一部の地域でしか栽培されておらず、生産地にて消費されたり、もしくはヨーロッパに輸入されていますが、日本には輸入されていません。
用途  
原産地 西アフリカ
主な
生産国
 

栄養成分

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分
4kcal 98.6g 0.2g 0g 0.7g 0.2g
(100g中/食品成分表より)

世界のコーヒー生産量・産地分布

 コーヒーは俗にコーヒーベルトと呼ばれる赤道をはさんで南北両回帰線の間の地域、約60カ国で栽培されています。栽培に適した環境は、気候が温暖で平均気温が約20℃、年間降雨量が1500~2000mm程度、土壌は水はけがよく、適度な日射が得られるところです。高地ですので、日中と朝晩の気温の差が著しく、それがコーヒーの味を高めます。主な地域は中南米、アフリカそしてアジアです。

 最大の生産国はブラジルで世界の約3割を占めているため、ブラジルの豊凶により、コーヒーの国際価格は大きく変動します。全世界の生産量の約8割が輸出され、そのほとんどが生豆であり、製品として輸出されることはわずかです。

コーヒー豆の世界地図

世界のコーヒー消費量

 コーヒーの主な消費国はアメリカ、欧州諸国、日本ですが、近年は生産国の自国内消費も増加しつつあります。特にブラジル(101万トン)はアメリカ(126万トン)に次ぐ消費国となっています。消費量が多いのは、他にドイツ(51.8万トン)、日本(43.7万トン)、イタリア(34.8万トン)、フランス(33.8万トン)等です。(IC0統計 2009年2月)

一人当たりのコーヒー消費量

 一人当たりの消費量が多いのは、ルクセンブルグ(16.6kg)、フィンランド(12.01kg)、ノルウェー(9.83kg)などです。総消費量として多いアメリカ(4.13kg)、ドイツ(6.27kg)や日本(3.41kg)をはるかに上回っています。(IC0統計 2009年2月)

保存方法

 コーヒーは、湿気やにおいを通さない密封容器に移し替え、高温多湿や日光を避けて保管します。コーヒーは大変においを吸収しやすいので、密封しないでおくとにおいが移ってしまいます。
 コーヒーは生鮮食品です。焙煎されたコーヒーはできるだけ早めに消費した方が、おいしくコーヒーを楽しめます。長期間保存する場合は、冷蔵庫、冷凍庫に保存するのもよい方法ですが、使う前に室温に戻すようにしてください。インスタントコーヒーは、開封したら蓋の内側のラベルを全部はがし、しっかりと蓋をして保存してください。

参考資料

  • 全日本コーヒー協会 http://coffee.ajca.or.jp/top.html
  • 堀口俊英監修 『珈琲 一杯のコーヒー、その魅力のすべて』 永岡書店 2002年刊
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