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人から人へ、手から手へ

マスコバド糖交易の歩み

1980年代半ばにネグロス島でおきた 「砂糖危機」がきっかけになって始まった、ネグロス島産黒砂糖の交易。 マスコバド糖は、ネグロス島と日本の人々が直接つながる 「民衆交易」の第1号商品です。

 1980年代に、砂糖の国際価格が大暴落し、ネグロス島の砂糖産業もほぼ壊滅状態になりました。多くの地主が砂糖キビ農園を放棄したために、農園で働いていた農業労働者も失業に追い込まれ、多くの子供たちが飢餓に直面しました。

 このような窮状を受け、日本では日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)が設立され、食料や医薬品の配布などの支援活動が開始されました。

 日本からの緊急支援が一段落した後に、その後の援助のあり方として考えられたのが、ネグロスで伝統的製法でつくられてきたマスコバド糖の輸入でした。ネグロス島の人たちが自分たちでものを生産し、それを公正な価格で買取るという交易活動を通じて、人々の自立を促したいと考えたのです。この時にネグロスでは自前の流通システムをつくることを目指してオルター・トレード社が設立され、マスコバド糖の輸出業務までを担うことになりました。また、JCNCの支援活動は、ネグロス島民が自分たちで食料を生産するということに重点が移されていきました。ATJは、1987年からマスコバド糖の輸入を開始しました。

 日本に輸出されているマスコバド糖は、家庭で使用される以外にも、お菓子やパンなど様々な加工品にも利用されるようになっています。

 ATJも、マスコバド糖を使用した商品として、まず『マスコバド糖くろあめ』をつくりました。また、1995年には『マスコバド糖かりんとう』の販売を開始しました。

 さらに、マスコバド糖をシロップ状にした『マスコバド糖黒みつ』が、2004年に商品化されました。

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