
【バナナの圃場1】バランゴンバナナは、家の裏庭、裏山の傾斜地、畑のあぜ道などに小規模につくられている場合が多い。

【バナナの圃場2】主に低地では、小さなバナナ畑をつくり一連の手入れ作業を導入した管理栽培をしている生産者もいます。

【バナナの花 その1】
バナナを植えてから10ヶ月後くらいに「バナナハート」とも呼ばれるバナナの花がつきます。

【バナナの花 その2】
赤紫色のガクの下に小さなバナナの実ができています。先についているのが花です。

【バナナの花 その3】
ガクが上から順番に開いていきます。

【バナナの花 その4】
バナナの実は最初下向きですが、徐々に平行になり上向きになっていきます。

【バナナの花 その5】
バナナの房ができあがっていきます。

【バナナの花 その6】
房にならない実が出てきたらバナナハートは切り落とし、枯れてしまった花も落として、タグ付けとふくろがけの準備です。

【バナナの花 その7】
ふくろがけ

【バナナの花 その8】
袋がけと同時に、収穫時期の目安に色タグもつけます。

【バナナの実】
バンチ(房がいくつかついている全房)は一度だけつきます。寒暖の違いで異なりますが、タグをつけてから8週間~12週間くらいで収穫時期となります。

【バナナの収穫】
収穫はバナナの茎を倒して行います。

【バナナの収穫2】
ゆっくり倒れる茎から、キズをつけないようにバンチを受け止めて切り離します。

【バナナの房わけ】
バナナの房を切り離します。

【バナナの運搬】
収穫されたバナナは、地域ごとの集荷所に集められます。生産者自身が担いだり、カラバオを使ったりして運びだします。

【集荷所】
集荷所ではフィールドアシスタントや集荷担当者が、バナナのサイズや傷などをチェックし、基準に適合したものを生産者から買取ります。

【運搬車への積載】
バナナにキズがついたり負担をかけないように、新聞紙などでカバーをしてプラスチック・コンテナに収納して車輌に積み込みます。

【洗浄(パッキングセンター)】
シャワー水やスポンジなど道具を利用しながら、バナナをていねいに水洗いします。

【箱詰め(パッキングセンター)】
パッキングセンターに入荷したバナナは熟度、キズ、サイズなど再度のチェックが行われ、箱詰めされます。

【港への移送】
箱詰めされたバナナは、各島の港に運ばれ冷蔵コンテナに収納されます。

【船積み】
箱詰めされたバランゴンバナナを積載した冷蔵コンテナは、マニラやダバオなどの国際港に運ばれます。

【日本の港に到着】
国際船に積み込まれたバナナは、1週間ほどかけて日本に到着します。

【植物検疫】
農林水産省による植物検疫で虫が見つかった場合は、倉庫に入れられた後、くん蒸処理を受けます。

【追熟ムロ】
緑色で固い状態で日本に入港したバナナは、「ムロ」と呼ばれる追熟加工所で熟させて、黄色く柔らかくします。

【日本でのリパッキング】
ムロから出したバナナを選別・計量した後、袋詰め・箱詰めをして出荷します。