白い花を咲かせ、赤く完熟したコーヒーの実は
生産者によって一粒一粒手作業で収穫されます。
各地の小規模生産者の手で丁寧に栽培・収穫された後、
選別・発酵・乾燥・脱穀など、とても多くの工程を経て生豆になります。
東ティモール ~コーヒー豆が出荷されるまで~
加工工程(東ティモール・水洗式)
- STEP01
【選別】収穫したコーヒーの実(チェリー)に混ざっている木の枝や未熟な緑色の実などを取り除きます。
- STEP02
【洗浄】水で洗い、水に浮いた軽い実なども取り除きます。
- STEP03
【果肉除去】果肉除去機で外側の赤い皮と果肉を取り除き、パーチメント〈内果皮(ないかひ)〉と呼ばれる皮が付いた状態の生豆にします。
- STEP04
【発酵】水洗いしてから、パーチメントについているぬめりを取るため、水に一日つけて発酵させます。
- STEP05
【洗浄】パーチメントを再度水で洗い、ぬめりを取り除きます。
- STEP06
【乾燥】約2週間天日乾燥します。均等に乾燥するようにかきまぜ、虫食い豆なども取り除きます。
- STEP07
【計量・運搬】パーチメントを袋に詰めて計量し、トラックで2、3時間かけて山を下りてディリ市内の倉庫まで運びます。
- STEP08
【脱穀・サイズ分け】パーチメントを脱穀して生豆にし、比重選別機でサイズを分けます。
- STEP09
【手選別】割れ豆、欠け豆、虫食い豆、発酵豆などの欠点豆を手作業で取り除きます。
- STEP10
【生豆】手選別を経たコーヒー生豆。緑がかった色をしているため、グリーンビーンズとよばれます。この生豆が焙煎されると見慣れたこげ茶色のコーヒーになります。
- STEP11
【計量】生豆を麻袋に詰めて計量します。
- STEP12
【出荷】船便を手配後、麻袋をコンテナに詰め込み、通関や植物検疫などの手続きが済んだら出荷作業完了です。