ATJレポート
産地の様子や生産者の声をはじめ、民衆交易に関わる人・もの・コトの情報をお届けします。
- パレスチナ雑記② パレスチナとオリーブ
オリーブは今から6,000年程前にパレスチナ周辺で栽培が始まったと言われます。樹齢数百年となる古い樹木もあり、現地の人は、そんな古い樹を「ナバリ・バラディ(バラディ=地元のもの)」と地元愛を込めて呼んでいます。
- 【公開セミナー】 バランゴンバナナの民衆交易はどこまで生産者の自立に寄与できるのか ~フィリピン産地調査報告~
2014年度、農業経済学、社会人類学、欧米のフェアトレード運動に詳しい3名の研究者に委託してバランゴン・バナナ産地の実地調査を実施しました。そして、バランゴンの民衆交易が生産者や地域にもたらした影響は何か、そして民衆交易の意義や価値をどう評価するかについてさまざまな情報や傾聴すべき提言や知見をいただくことができました。
南の生産者の自立支援を掲げて始まった民衆交易事業。調査報告を受けて民衆交易事業が取り組むべき課題とめざす新しい地平について、調査結果をもとに皆さんと考えたいと思います。是非ご参加ください。
- 【パレスチナからのアピール】スシア(Susia)村が、完全破壊と強制的退去の危機にさらされています。
オリーブオイルの出荷団体、パレスチナ農業開発センター(UAWC)が、パレスチナ人が居住するスシア村の家屋取り壊しと、そこに暮らす約350名の村人すべての強制退去を認めるイスラエル最高裁判所の判決を凍結するよう求めるアピールを出しました。ぜひ、インターネット署名にご協力ください。
- 【バナナニュース243号】マカオさんは今!~日本での交流が役立っています~
2012年9月に来日したネグロス島パンダノン村のバランゴンバナナ生産者、マカオさんの最近の様子です。3年前からマスコバド糖原料用としてオルタートレード製糖工場に出荷しているサトウキビは今年、有機認証を取得できました。
- 世界で始まるモンサントの農薬残留検査
今回、世界の遺伝子組み換え問題に関わる市民のグローバルなネットワークであるGlobal GMO Free Coalitionを通じて、フィード・ザ・ワールド(Feed The World)というプロジェクトが立ち上がりました。このプロジェクトは世界の市民に対して、グリホサートの母乳、尿、水道水の検査を有料で提供することで、市民自身が自分の体内、いつも使っている水道水の中にグリホサートが含まれているかどうかを知ることができるようにするものです。
- 【バナナニュース242号】伝統的な箒が作られている村、カンルソン
ネグロスのバナナ産地、カンルソンは箒の産地としても知られています。材料はタイガーグラスと呼ばれる年1回だけ刈り取りできるススキに似た草です。
- オルター・トレード社(ATC)が直販店「フェアトレードプラス」を開店~フィリピン、バコロド市~
「フェアトレードプラス」ではマスコバド糖と関連商品はもちろん、フィリピン国内の加工食品、野菜も販売しています。「プラス」という名前にはフェアトレードを超えて、持続可能な農法で作られた農産物やその加工品を地域で販売していくという意味が込められています。
- 【バナナニュース241号】台風ヨランダ復興支援完了報告
2013年11月、台風ヨランダで被災したフィリピン、パナイ島のバランゴンバナナ産地での復興支援活動を写真で紹介します。
- 遺伝子組み換えイネ: ゴールデン・ライスの危険
ここのところ、遺伝子組み換え米、ゴールデン・ライスをめぐって騒がしくなってきています。ゴールデン・ライスについてその問題をまとめました。
- マリで国際アグロエコロジー・フォーラム
2015年2月24〜27日、アフリカのマリ共和国のニェレニで国際アグロエコロジー・フォーラムが開かれました。このフォーラムは昨年9月ローマで開催された国際アグロエコロジー・シンポジウムを受けて、開催されたもので、マリの小農民組織を中心に、アフリカの小農民組織、漁民組織、先住民族組織に加え、ラテンアメリカの団体も関わって開かれたものです。
- 【わたしたちのカカオ日記】「カカオキタに悪い豆は恥ずかしくて出せないよー。」~2015年収穫シーズン始まる~
パプアでは2015年収穫シーズンに入りました。今日は、デムタ郡のカカオ産地への買い付け。生産者とのおしゃべりは、お互い心を通わせることを実感できる大切なプロセスです。
- 念願だった野生バナナを食べる
フィリピン駐在になってほぼ2年になる黒岩竜太が、ようやく野生のバナナを食することができました。感激の(?)レポートです。