ATJレポート
産地の様子や生産者の声をはじめ、民衆交易に関わる人・もの・コトの情報をお届けします。
- 【バナナニュース247号】バランゴンバナナが日本に届くまで① ~バランゴンバナナ圃場の様子~
1989年にネグロス島から始まったバランゴンバナナの出荷。今年で26年目を迎えたバランゴンバナナ民衆交易ですが、現在はネグロス島だけでなく、北ルソン、ボホール島、パナイ島、ミンダナオ島(北ミンダナオ、マキララ、ツピ、レイクセブ)からバランゴンバナナが出荷されており、3,000人以上の生産者がバランゴンバナナを栽培しています。
今回からシリーズで、バランゴンバナナがどのような産地で栽培されていて、どのような工程を経て日本の食卓に届くのかをご紹介していきます。
- 【バナナニュース246号】ビクターさんは今!! ~バランゴンバナナの価値と課題~
2013年9月に来日したミンダナオ島ツピのバランゴンバナナ生産者であるビクター・コルテスさん。消費者との交流を通して、バランゴンバナナの価値を再認識することができたと言います。
- 【パレスチナからのアピール】国際司法裁判所の判決が実行されるよう共に声をあげよう!
イスラエルが建設する分離壁を違法とした国際司法裁判所の決定が出てから11年。パレスチナ農業開発センター(UAWC)は、依然として建設が進行している状況に対して声を挙げるよう国際社会に呼びかけています。
- ネグロスに新たな“危機”が迫っている!―ネグロス・サミットを開催します
2015年11月7日、互恵のためのアジア民衆基金総会の翌日、同じネグロスでこの自由貿易体制の中で小規模生産者と消費者がどのように未来を創りだしていけるかをめぐり、議論する場、ネグロス・サミットを開催することになりました。
- 『遺伝子組み換えルーレット−私たちの生命のギャンブル』日本語版実現へ
最近、米国でさまざまな病気が急増しています。そして遺伝子組み換えとの関係が疑われています。この問題に焦点を絞ったドキュメンタリー『遺伝子組み換えルーレット−私たちの生命のギャンブル(原題Genetic Roulette – The Gamble of Our Lives)』の日本語版を作るプロジェクトを開始します。
- 【バナナニュース245号】 ボイさんは今!! ~交流会での経験を日々の仕事に活かして~
2014年に来日したボイさん、バランゴンバナナ消費者の皆さんとの交流で感じた消費者の想いを自分の子どもたちや地域の生産者に伝えよう、日本の農民から学んだ農業技術を少しでも活かしていきたいと奮闘しています。そして、日本の皆さんへのメッセージは、「私たちの世代が第一線を退いたとしても、次世代がバランゴンバナナ民衆交易を続けていってくれることを望んでいます。」
- 【パレスチナ】 UAWC職員ファラージさんの行政拘禁が再度延長に
パレスチナから大変残念なお知らせがありました。オリーブオイル出荷団体のひとつ、UAWC職員のアブドゥル・ラゼック・ファラージさん(53歳)の行政拘禁が再度4ヵ月延長されました。
- ネグロスに迫っている新たな“危機”
1985年の世界的砂糖価格の暴落によって始まったネグロス島の「砂糖産業の崩壊」は、底辺のひとびとすべてが飢餓と貧困にさらされ苦しむという大きな“危機”を発生させました。あれから28年、いまネグロスは、再び苦難の危機を迎えるかもしれない瀬戸際に立たされています。
- 【バナナニュース244号】ジェイムスさんの今! ~よりよいバランゴンバナナを届けるための挑戦~
2013年に来日して、多くの消費者の皆さんと交流したジェイムスさん。フィリピンに戻ってから、バランゴンバナナ生産者に日本での経験や学んだことを話しました。そして、よりよいバランゴンバナナを目指して、生産者と共に品質改善などの取り組みをしているとの報告が届きました。生産者と消費者の交流の重要性についても語っています。
- 報告:公開セミナー「バランゴンバナナの民衆交易はどこまで生産者の自立に寄 与できるのか」
3名の研究者に委託して実施したバランゴンバナナ産地調査の報告会を開催しました。研究者から、民衆交易事業の理念とミッションの再構築を生産者、消費者を含め関係者で議論することが提言されました。
- 第2の砂糖危機に直面するネグロス
ATJの民衆交易品第1号であるマスコバド糖。1980年代半ば、「砂糖の島」として知られるフィリピン、ネグロス島の飢餓救援をきっかけに始まったネグロスと日本の市民の連帯運動から発展して生まれました。それから約30年。ネグロスで
は「第2の砂糖危機」の発生を懸念する声が高まっています。マスコバド製糖工場長であるスティーブ・リンガホンさんがネグロスの砂糖産業の状況を語りました。
- ゲランド塩田:この10年の歩みと発展
ATJがゲランドの塩の取り組みを開始してからの10数年間も、ゲランドの塩職人たちは綿々と塩田を復活させ、人材を育成し、自然と共生するゆるぎない地域事業としてゲランドの塩を育てています。そうしたこの10年間の「続ゲランドの塩物語」をコリン・コバヤシ氏がフランスからレポートします。