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人から人へ、手から手へ

生活クラブ関西事業部ネグロス交流ツアー

ATCのアイリーンさん(右端)

2002年から始まって今年8回目となる恒例のネグロス交流ツアーが、生活クラブ大阪、京都、奈良から1名ずつの参加で6月29日から7月4日に行われました。 ツアーの初めに行われるオリエンテーションでは、これまでの概略説明形式を変えて、今回はオルタートレードのスタッフが具体的にどんな仕事をしているか、という発表形式で行われました。ATMC(マスコバド糖製糖工場)のパッキングセンターの責任者であるサルベさんは、以前は砂糖労働者組合の仕事をしていて、5年前からマスコバド製糖工場の仕事をすることになり、砂糖労働者の状況をよくしていきたいという夢がより具体的にできるようになって嬉しい、と自己紹介してくれました。ATFI(オルタートレード財団)の地域現場担当の仕事についたばかりのクラークさんは、エスペランサのNARB(ナガシ農地改革受益者組合)のリーダーであるリト・エスタマさんの息子です。NARBの活動で農地改革が実施され、自分も大学を卒業することができて、今後は自分の地域だけでなくATFIを通して周囲の地域のためにも頑張っていきたいと夢を膨らませています。アイリーンさんはATCの人事課所属で3年目になります。研修でバナナ生産者を訪ねてさまざまな話を聞いたり活動を見たり、日本からの訪問ツアーに同行した経験も踏まえて、スタッフや生産者により役に立つようなプログラムをつくっていきたいと意欲的です。続いて、日本の参加者からは、日本の生協活動や生協組合員について、そして経営しているこだわりレストランについて、それぞれ紹介しました。

エスペランサでの交流会

クラークさんも同行して、マスコバド糖原料のサトウキビを生産者であるエスペランサのNARBを訪問しました。たくさんの伝統的なおやつを準備してくれました。日本からは生協で取り扱っているお菓子やマスコバド糖かりんとうを持っていきました。いつもはリーダーのリトさんが土地取得までの歴史の話をしてくれますが、今回は女性たちが中心に対応してくれました。

パンダノンでの石けんキャンペーン

ネグロス西州・バランゴンバナナ産地のパンダノンでは、ドロレス委員長を中心に女性メンバーが腕を振るって昼食やおやつをたくさん準備してくれました。美味しい食べ物に大満足した後は、日本から生協活動のひとつとして、石けんキャンペーンの様子を紹介しました。「なぜ石けんなのか?」フィリピンでは、台所でも洗濯にも合成洗剤が主流です。使う人への害、環境への害など、パンダノンの女性たちは熱心に耳を傾けてくれました。お土産の手作り石けんは、小さく切り分けてみんなで持ち帰っていきました。

パンプローナでのバナナの切り出し

ネグロス東州では、バナナの切り出しから箱詰めまでの行程を視察しました。急な傾斜地にある圃場にはたどり着くだけでも大変と、実感しました。フィールドアシスタントのラダさんの家に民泊させていただいて、仕事の話を聞いたり、生活の様子をみせてもらいました。フィールドアシスタントをしているラダさんは、雨が降るとバナナの切り出しはとても困難になること、生産者が広範囲に散在しているために皆を見回るだけでも大変だと話してくれました。パッキングセンターでは、箱詰め作業員の皆さんと、日本からのお土産のバランゴンバナナケーキをおやつに交流をしました。初めてで緊張ぎみで、名前を言うのがやっとという感じでしたが、バランゴンバナナケーキやマスコバド糖かりんとうは好評でした。仕事は疲れるけれども、家計の足しになるので助かっていますという精一杯の発言でした。 今年の交流ツアーは、よりお互いの活動の交流ができました。バランゴンバナナを介して協力し、お互いの暮らしの場をよりよくしていこうという繋がりがまたひとつ広がりました。

(事業部 幕田)

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