レポート

台風30号ヨランダ フィリピン・ネグロス島、パナイ島被災者支援のお願い

2013年11月20日

去る11月8日にフィリピン中部を横断した台風30号(フィリピン名:ヨランダ)は、頻繁に報道されているレイテ島、サマール島以外でも広範な地域で甚大な被害を残しました。バランゴンバナナ、マスコバド糖生産者やオルター・トレード社(ATC)関係者で死傷者は報告されていませんが、ネグロス島及びパナイ島北部での被害が甚大であることが判明しました。ATC社では同地域被災者への緊急支援を行うことを決定し、これに応えATJ、APLAでも日本側での募金活動を行なうことにしました。

11月8日にフィリピン中部を横断し、レイテ島、サマール島に記録的な被害をもたらした台風30号(フィリピン名:ヨランダ)は、ネグロス北部、パナイ島北部を通過し、強風、高潮による甚大な被害が発生しました。

パナイ島北部にはバランゴンバナナ生産者約200世帯がいます。先週ようやくATC社の調査チームが産地に入ることができ、食料パックを配布しました。報告によると、バランゴンバナナは全滅状態、他の作物も大きな被害を受けているそうです。また、約90%の生産者の家屋が全壊しました。
また、ネグロス北部にある島々は、ATC社の産地ではありませんが、ネグロスで最も甚大な被害を受けた地域です。
そのため、ATC社ではネグロス島、パナイ島において次の内容の緊急支援を展開することを決定しました。

パナイ島 被災者

 

【緊急救援】◎食料パックの配布(対象:ネグロス島北部、パナイ島北部で延べ約3,000パック、生産者でない一般住民2,000家族を含む)
◎家屋再建のための資材提供(対象:パナイ島バランゴンバナナ生産者197世帯)
◎充電機材の提供(対象:パナイ島バランゴンバナナ産地、電気復旧の目処が当分たたない為)

緊急支援の予算は約160万ペソ(約370万円)が見込まれています。

【復興支援】
バナナや他の作物に大きな被害を被ったネグロス島北部のバナナ生産者(268家族)、パナイ島のバナナ生産者(197家族)に対して中期的な復興支援を実施します。
◎当面の生計補助
◎作物種子の提供
◎バランゴンバナナの株、肥料の提供
などを予定しています。収集した被災状況の情報に沿って支援計画、予算案を具体化します。

皆さまのご協力、ご支援を宜しくお願い申し上げます。

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募金の振込は以下へお願い致します。

■ 郵 便 振 替
00190-3-447725 特定非営利活動法人APLA
※通信欄に「バナナ産地支援」と明記ください。
■ 銀 行 振 込
 
みずほ銀行高田馬場支店(普通)2650327 特定非営利活動法人APLA
※APLA事務局へご入金の旨と募金先をご連絡ください。

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■お振込みに関するお問い合わせ・ご連絡先

特定非営利活動法人 APLA
〒169-0072 東京都新宿区大久保2-4-15サンライズ新宿3F
Tel: 03-5273-8160 / Email: info@apla.jp

■被災状況や支援活動に関するお問い合わせ先:

(株)オルター・トレード・ジャパン(ATJ)企画本部政策室
〒169-0072 東京都新宿区大久保2-4-15サンライズ新宿3F
Tel:03-5273-8176 / pr@altertrade.co.jp

◎    振込に関するお願い

ATJ/APLAでは10月15日にボホール島で発生した地震被災に対する支援文書も送付しております。また、同じ台風30号で被害を受けたレイテ島、セブ島、ネグロス島被災者への支援をAPLAが呼びかけています。振込先が同じですので、募金先に希望がある場合は必ず「ボホール地震支援」「ヨランダ台風支援」「バナナ産地支援」とご明記ください。明記がない場合、もしくはご連絡がない場合はこちらで割り振りさせていただきます。

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