レポート

【バナナニュース274号】バランゴンバナナ生産者紹介 ~西ネグロス州パタグ村のレニボイさん~

2018年2月5日
レニボイ・ソムブリアさん

レニボイ・ソムブリアさん

西ネグロス州パタグ村のレニボイ・ソムブリアさん。1998年からバランゴンバナナをオルタートレード社に販売を始めました。

2012年からはネグロスのオルタートレードのスタッフとしても働いており、現在は地域開発担当として他の生産者のサポートを行っています。

「オルタートレード社にバナナを販売しようと思った理由は、定期的にバナナを取りに来てくれるので、町の市場まで自分で持っていく必要がなかったからです。

また、買付時に代金を支払ってくれるので、生産者にとって確かな定期的現金収入となります。バランゴンバナナからの収入は、私の収入全体の約3割を占めており、貴重な現金収入源です。」と話す、レニボイさん。

 

レニボイさんの畑に行くには、険しい山道を通らなければなりません。

レニボイさんの畑に行くには、険しい山道を通らなければなりません。

日常的には午前中はスタッフとしての仕事を行い、午後は自分のバナナの病害虫を予防するための袋掛け、枯葉の除去、除草などといった手入れ作業を行っています。
バナナ以外にもタロイモ、パパイヤ、ココナッツやカカオなども植えています。
またレニボイさんは、水牛の糞などを利用して堆肥を作り、バナナやパパイヤに使用しています。

「地域開発担当の仕事というのは、生産者協会の組織強化、担当地域でのバナナの作付け拡大、農業技術のサポートなど、多岐にわたります。
また、パタグ村だけでなく、近隣の村も担当しているので出かける必要もあります。

 

レニボイさんのバランゴンバナナ畑。強風被害で葉っぱが切れ切れになってしまうことも。「一度の台風で、収穫量が8割も減ったこともあります」と、レニボイさん。

レニボイさんのバランゴンバナナ畑。強風被害で葉っぱが切れ切れになってしまうことも。「一度の台風で、収穫量が8割も減ったこともあります」と、レニボイさん。

地域開発担当としての仕事と自分の畑での作業をいっしょに行っていくことはとても大変です。

スタッフの仕事が忙しくても、農家である以上、1日30分でも自分の畑での作業をするよう心掛けています。

しかしながら野菜づくりは、手入れに手間がかかるので植えていません」と話してくれました。

 

「バランゴンバナナを継続的に食べていただくことが、フィリピンの生産者のサポートに繋がっています。今後もバナナを通じた関係性が継続していくことを望んでいます。これからもバランゴンバナナをよろしくお願いします。」

 事業部商品一課 黒岩竜太

 

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