レポート

オルター・トレード社(ATC)が直販店「フェアトレードプラス」を開店~フィリピン、バコロド市~

2015年4月20日
ファエトレードプラス店舗外観

フェアトレードプラスの外観

2014年12月8日にオルタートレード社の本社敷地内にオープンしたフェアトレードプラス(※)。その名前にはフェアトレードを超えた取り組みをしていくという意味が込められています。開店式典には、オルタートレード社のスタッフだけでなく、オルタートレード社と関係を持っている生産者、地方政府・州政府の代表、オルター・トレード・ジャパンの社員も参加しました。

開店式典の様子

開店式典の様子

同店で一番売れているのはパナイ島アンティケ州で作られているタブレア。タブレアとは、カカオの塊のタブレットで、フィリピンではそれを溶かしてホットチョコレートを作ります。勿論マスコバド糖、マスコバド糖を製糖する際にできるダマを集めたマスコロックも販売しています。

 

 

店内の様子

陳列棚に並ぶタブレア、チョコレート、ジャム、黒米、マスコバド糖。

 それ以外にもミンダナオのバナナ出荷団体のひとつ、ドンボスコ財団が扱うお米(黒米・赤米を扱っています)、ミンダナオ、コタバト州で有機農産物とその加工品を扱うカブロンファームのチョコレート、ジャムなども。また、お店にはバランゴンバナナ生産者が作ったトマト、キュウリ、レタス、サヨーテ(はやとうり)と言った農産物も販売しています。農産物の扱いはまだ少ないですが、今後取扱数量を増やしていきたいとオルタートレード社は考えています。

 

 

 

 

野菜も販売

今日の野菜はバナナ産地パタッグから。

フェアトレードプラスの月間の売上目標は10万ペソ(1ペソは約2.7円)。1月から3月の3ヵ月間の平均売り上げは約8.8万ペソと売り上げ目標にはまだ達していません。

食べ物以外にも、フェアトレードプラスでしか買えないオリジナルTシャツ、バランゴンバナナ産地であるミンダナオ島レイクセブの民芸品も販売しています!様々なものを扱っているフェアトレードプラス。ネグロスに行く機会がありましたらぜひお立ち寄りください!!

 

(※)フェアトレードプラスがめざす5つのこと

①社会的責任を果たす消費生活を推奨する。

②小規模生産者に対して販路を提供し、モノの販売だけでなく、そのモノの背景にある生産者の物語も伝えていく。

③小規模生産者と、社会的責任を意識する消費者を繋げる。

④ファアトレードやオルタナティブトレードを推進し、オルタートレード社(ATC)ブランドを強化する。

➄持続可能な農法で生産された健康的な農産物を広める。

(商品一課 黒岩竜太)

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