投稿者: okubo
【バナナニュース322号】動画”バランゴンバナナが届くまで”をご紹介
顔と顔がみえる関係を作りたいと、これまでたくさんの消費者の皆さんにバランゴンバナナの産地を訪問していただきました。
しかし、コロナ禍になった現在、なかなか現地へ足を運べない状況が続いています。産地に行ってみたいと思っても現実的に訪問することが難しい方もいらっしゃるかと思います。
今回ご紹介する動画“バランゴンバナナが届くまで”は、ネグロス西州の産地の一つであるカンラオン地域の生産者の紹介から始まり、バナナがフィリピンを出港するまでの流れをまとめた動画です(約21分)。
動画の出だしは、実際車に乗って生産者を訪問している気分になれるバーチャルツアーのようになっています。生産者の生活や畑の様子が分かり、買い取り、箱詰め作業も見ていただくことができます。
\ ちょっと空いた時間に覗いてみてください! /

登場する生産者やスタッフたちへのメッセージがございましたら、以下のフォームからぜひお寄せください。すべての質問項目に関してご回答は任意です。
台風22号によるフィリピンの被害状況について
非常に強い台風22号(フィリピン名:オデット)が12月16日夜から17日にかけてフィリピンを直撃し、フィリピン中部のビサヤ地域で特に大きな被害が出ています。

この台風によりネグロス西州イサベラ町にあるマスコバド糖のサトウキビ生産者組合、MACFAWAの生産者1名が、全壊した家屋の下敷きになり亡くなったという報告が現地のオルタートレード財団よりありました。国家警察は台風22号による死者は375名、行方不明者も56名に上ると発表しています(12月20日現在)。
バランゴンバナナ、マスコバド糖原料のサトウキビ産地でも家屋の倒壊や農作物への甚大な被害が出ております。ATPI職員によると、ネグロス島の産地では多くのバナナが倒れ、ほとんどすべてのバナナが倒伏した産地もあるようです。また、東ネグロス州北部のパッキングセンターが全壊し、ボホール島のパッキングセンターも屋根が飛ぶなどの被害を受けました。サトウキビも台風でなぎ倒されています。

現在も、一部の道路で木や電柱が倒れたり、土砂崩れのため交通が遮断されています。また、停電や不安定な通信環境のため、産地の状況もなかなか把握できていない状況です。今後、現地から新たな情報が届き次第、報告いたします。
APLAが支援しているカネシゲファーム・ルーラルキャンパス(KF-RC)の農場設備や卒業生の家・畑等にも大きな被害が出ています。
◆続報はこちらから(2022年1月11日更新)