台風22号によるフィリピンの被害状況について
非常に強い台風22号(フィリピン名:オデット)が12月16日夜から17日にかけてフィリピンを直撃し、フィリピン中部のビサヤ地域で特に大きな被害が出ています。
この台風によりネグロス西州イサベラ町にあるマスコバド糖のサトウキビ生産者組合、MACFAWAの生産者1名が、全壊した家屋の下敷きになり亡くなったという報告が現地のオルタートレード財団よりありました。国家警察は台風22号による死者は375名、行方不明者も56名に上ると発表しています(12月20日現在)。
バランゴンバナナ、マスコバド糖原料のサトウキビ産地でも家屋の倒壊や農作物への甚大な被害が出ております。ATPI職員によると、ネグロス島の産地では多くのバナナが倒れ、ほとんどすべてのバナナが倒伏した産地もあるようです。また、東ネグロス州北部のパッキングセンターが全壊し、ボホール島のパッキングセンターも屋根が飛ぶなどの被害を受けました。サトウキビも台風でなぎ倒されています。
現在も、一部の道路で木や電柱が倒れたり、土砂崩れのため交通が遮断されています。また、停電や不安定な通信環境のため、産地の状況もなかなか把握できていない状況です。今後、現地から新たな情報が届き次第、報告いたします。
APLAが支援しているカネシゲファーム・ルーラルキャンパス(KF-RC)の農場設備や卒業生の家・畑等にも大きな被害が出ています。
◆続報はこちらから(2022年1月11日更新)
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