【バナナニュース277号】バランゴンバナナの舞台裏 ~数量編~
昨年の新しい取り組みとして、バナナの注文が最も多い4-6月に収穫を迎えられるように、バナナの苗を植え付ける時期を生産者に意識してもらう、ということを試みました。
背景として、バランゴンの収穫量の季節変動と、日本での消費の季節変動が合っていないという課題があります。
左図は、日本の一般的なバナナの消費動向です。4-6月にたくさんバナナが売れて、夏と冬は売れない傾向にあります。夏場はスイカなどの水分の多い果物に流れ、冬場はりんごやみかんのシーズンということがあります。バランゴンへの注文も似たような傾向にあります。
一方で、バランゴンバナナの収穫量は消費の波とは反対に、日本の春と秋に収量が減少し、夏と冬に増える傾向にあります。
2月前後は、季節風の影響で1年間で一番涼しい時期で強風も吹きやすく、また乾季で雨量も少ないため、結果として3-4月の収穫量(4-5月の販売分)が減少します。
そして減少からの回復が7-8月販売分にあたります。そのあと、大抵台風の影響を受けて日本の秋の販売分が減少し、その回復が冬場にあたってしまうのです。
日本で売り切れない場合は、生産者から買い付けをした後、輸出はせずにフィリピン国内で赤字で販売したり、生産者からの買付を見合わせたりして対応しています。
(酸味のあるバランゴンはフィリピン国内ではそこまで人気のある品種ではないため、フィリピンでの国内販売も容易ではありません)。
バナナは多年草です。植え付けから収穫まで約1年かかり、半年後以降に次のわき芽の収穫と続いていきます。
せめて最初の植え付け時期だけでも意識的に4月前後にしてほしいと日本側は考えてきましたが、根付きやすい雨季(6-11月)に作付けするのが自然という意見もあり、なかなか実現してきませんでした。
昨年、生産者の協力を得てようやく実現しましたが、あぁ・・・、苗の確保が遅れ、作付け時期が予定よりも遅くなり、バナナが売れない夏場に収穫が集中する可能性が出てきてしまっています!
もし夏場に頑張って販売していたら是非ご注文をよろしくお願いします!!
※ちなみに、スーパーで売られているバナナは、台風があまり来ない島(フィリピン南部のミンダナオ島)で、雨季・乾季の雨量の差が比較的少ない地域を中心に栽培されています。
事業部商品一課 松本 敦
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