レポート

【バナナニュース238号】 ボイさん・アナさん一家の物語⑥ ~長女リゼルの結婚式~

2014年12月12日

2014年12月2日、ボイさん・アナさんの長女リゼル が、幼馴染であり、現在はアナさんと一緒にバランゴンバナナの買付け・集荷の仕事をしているロネルと結婚式を挙げました。

フィリピンの農村では、教会で式を挙げた後に、自宅でパーティをするのが一般的。2人もボイさん・アナさん宅から約8km離れた教会で式を挙げ、その後自宅でパーティを行いました。教会への移動は、ボイさんの愛車である軽トラック。炎天下の中、新郎新婦は軽トラックの荷台で揺られながら、凸凹道を移動しました。

軽トラックの荷台に乗って教会へ向かう2人

軽トラックの荷台に乗って教会へ向かう2人

自宅でのパーティには、友人・親戚・近所の人々など総勢150人以上が集まりました。両家から豚が9頭も準備され、そのうち4頭はレチョン・バボイとして振舞われました。これは、子豚の丸焼きで、レチョンは丸焼き、バボイは豚を意味しています。子豚の内臓を取り除いた後に、中に香草を詰め、頭から尻尾にかけて棒で串刺しにした後、炭火の上でゆっくり回しながらじっくり焼き上げます。誕生日、結婚披露宴、お祭り、クリスマスなどに欠かせないフィリピンの代表的な料理です。また、特大のウェディングケーキも準備され、盛大に2人の結婚を祝いました。

レチョンとウェディング・ケーキ

フィリピン名物、レチョン・バボイ。右手に見えるのがウェディング・ケーキ。

「ロネルと結婚できて本当に幸せ。私が落ち込んでいる時、彼は私を助けてくれたの」とリゼルが話すと、非常に恥ずかしがり屋のロネルは、「リゼルは強い性格の持ち主で、子供の時は彼女のことを少し怖く感じていた。そういうことも乗り越え、今一緒にいられるのが嬉しい」と答えてくれました。

 

 

 

幸せそうな2人  フィリピンの結婚式パーティーは、新郎新婦がダンスを披露するのが一般的で、リゼルとロネルのダンスのために、自宅にはオーディオセットが準備されました。リゼルとロネルがダンスを披露している姿を終始笑顔で見守っていたボイさん。
「娘の幸せな姿を見ることができて、本当に幸せだ」とボイさん・アナさん。

以下のメッセージフォームから、ボイさん・アナさん、そして新婚のリゼル・ロネルにメッセージを送ることができます!ぜひメッセージをお送り下さい!!
皆さまからのメッセージはATJスタッフが翻訳して、本人にお届けします。

フィリピン駐在員 黒岩竜太

 

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