レポート

自然が生み出すうまみ ゲランドの塩 from フランス ・ブルターニュ地方ブルターニュ地方

2026年1月9日

太陽と風の力で結晶化された天日塩「ゲランドの塩」。フランス西海岸のブルターニュ地方、ゲランドに広がる塩田で、9世紀頃から続く伝統製法で作られています。まろやかで奥行きのある味わいは、日々の食卓からレストランまで皆に愛され続けています。使うだけで味が決まり、普段の日でも特別な日でも活躍する、ゲランドの塩の種類と使い方をご紹介します。

一番塩 料理の味がぐんと上がるイチオシの塩

風や湿度など条件が整った時にのみ、塩田の水面にふんわりと浮かんでくる希少な塩。かすかにあるスミレの香り、苦味や甘みなどを感じる立体感のある味わいは、料理の味をぐんと引き上げてくれます。つけ塩、かけ塩としてぜひお使いください。食べる直前にかけると、一番塩ならではの舌の上でとける粒感も楽しめます。

粗塩 スープや煮込み料理などのコクがアップ

塩田で収穫後、1~2年寝かせて自然に水分を抜いただけのしっとりとした塩。粒が大きいので、煮込み料理の他、パスタをゆでる時、肉や魚の下ごしらえなどにおすすめです。お好みの野菜を使ったスープは粗塩で味付けするだけでOK。

かたまり肉のローストやグリルにも

細粒塩 うまみを与えながら素材の味を引き立てます

粗塩を乾燥させて砕いて細かく仕上げた、調理から食卓塩まで使いやすい万能タイプ。粒が小さいので、溶けやすく味なじみがよいです。浅漬けや炒め物、塩むすび、ドレッシング、夏は枝豆やトマト、冬は鍋料理のつけ塩としてもおいしいですよ。

冬は鍋料理のつけ塩としても活躍

乾燥粗塩 お好みの粒の大きさで味と食感を楽しんで

粗塩を乾燥させ、使いやすさを広げました。ミルで挽いてお好みの粒の大きさに調整してお使いいただけます。しっかりと感じる塩味とうまみ、食感は、乾燥粗塩ならではの楽しみ。ローストビーフやバーベキュー、サラダなどにどうぞ。

乾燥粗塩ならではの塩の存在感

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今年の塩の収穫は順調でした!

ゲランドの塩の収穫時期は6月中旬から9月中旬。この3ヶ月程のうち、天候を見ながら30~35日かけて行われます。昨年は長雨により、収穫開始が3ヶ月程遅くなるという異例の年となりました。収穫量も平均の約14,000トンに対して、昨年は1980年以来の大不作で約700トンでした。

皆が心配していた今年の収穫について、9月に来社したサリーヌ・ド・ゲランド社のフレデリック・アモンさんに伺いました。今年の収穫は6中旬に始まり、7月上旬には、すでに今年の収穫の半分を終えることができたとのこと。その後、雨などの天候不良が続いて3週間程作業ができない期間があったものの、天候は再び回復し、例年より早い8月末に終了しました。そして、収量も平均を上回る量だったそうです。今年は天候に恵まれた年となりました。

ゲランド社のフレデリックさん

一方、ヨーロッパの他の地域では、猛暑のニュースもありました。農作物と同じように、安定した天候が必要不可欠なゲランドの塩作り。これからも自然とのお付き合いが続きます。

大麻真衣子(おおあさ・まいこ/ATJ)

フレデリックさんの前回来社時のお話はこちらからご覧いただけます。

※このレポートはPtoPニュース71号の特集からの転載です。

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