【バナナニュース293号】干ばつに台風、バナナへの被害が続いています
数ヶ月前のバナナニュースでは、西ネグロスのカンラオン市で雨が降り始めたということをお伝えしました。
ところが、同じネグロス島の中でも、東ネグロスの産地ではその後もなかなか雨が降らずに、深刻な干ばつに見舞われていました。
干ばつの影響でバナナは成育せず、実のなりも悪い状態でした。
実がなっても出荷基準のサイズに満たないまま熟し始めてしまうものもあります。
そのような中、6月に入って一部地域で雨が降り始めたものの、今度は別の問題が起きています。
干ばつの影響で弱った幹が雨に耐えられず、重たい実をつけたまま折れてしまったり、倒れてしまう株が続出したのです。
さらに7月中旬には追い打ちをかけるように台風5号がフィリピン付近を通過しました。
ネグロス島には上陸しなかったものの、東ネグロスでは強風が吹いて株が倒れたり、葉が細かく切れてしまったりする影響が出ています。
東ネグロスで再びたくさん収穫できるようになるのは、10月以降の予定です。
収穫から日本でのお届けまでには約1ヶ月かかりますので、みなさんへのお届けは11月頃になる予定です。
この時期は国産の果物も多くあり、日本での需要が落ちる時期でもありますが、度重なる天候被害からようやく回復してきたバナナを、ぜひたくさん食べてください!
よろしければ、このニュースを読んだ感想をお聞かせください。生産者へのメッセージは生産者に伝えていきます。よろしくお願いいたします。
[Form id=”15″]
新着レポート
-
オリーブオイル
オンラインセミナー「パレスチナのオリーブ生産者は今」開催 2023年12月1日
-
バランゴンバナナ
【バナナニュース345号】ブハイ村のアイマさん~ミンダナオ島コタバト州マキララ町~ 2023年11月30日
-
オリーブオイル
収穫シーズン真っただ中のオリーブ産地は今 2023年11月30日
-
オリーブオイル
パレスチナ・ガザ地区で緊急支援物資配布が開始されました。 2023年11月27日
-
エコシュリンプ
エコシュリンプの若手生産者にインタビュー!inインドネシア・スラウェシ島 2023年11月13日
-
オリーブオイル
パレスチナ・ガザ地区、ヨルダン川西岸地区救援カンパのお願い 2023年11月6日