レポート

有畜複合農業の一環としてバランゴンバナナ生産を復活!(ネグロス西州/バイス・バランゴン生産者協会)【211号】

2012年8月1日

 ネグロス西州ラ・カルロータ市ユボ村に属するバイス地区は、かつてはラグランハと呼ばれていた地域にある17 のBGA(バランゴンバナナ生産者協会)のなかでも、生産量が多く活気のある地域でした。しかしながら、1994 年ごろからバンチトップ病というバナナの病気が発生し、10 年以上にわたってバナナの生産ができない状況が続きました。

2007 年ごろからバイス地区で病害からの回復の兆しが見えてきましたが隔週で20 箱ほどと収穫量は多くありませんでした。

2 年前から、若手生産者たちはKFRC(カネシゲファーム・ルーラルキャンパス)での農業研修に参加し、生産者組織も再編して心機一転を図りました。持続可能な有畜複合農業づくりの取り組みのなかで、バランゴンバナナ栽培が本格的に始まっています。

かつては70 人いたメンバーも今は20 人ですが、あと45 人増やそうとメンバーは仲間を説得しています。バナナの出荷数量も最近では180 箱まで増えてきました。バナナの手入れに慣れているメンバーは、他の生産者にも広めようとしており、一人当たり300 株のバナナを目標に作付けを進めています。

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