レポート

東ティモール:新年と雨季とコーヒー予報

2013年1月23日

レテフォホ郡レキサラ集落の小学生たち

新年を迎えて、学校では新学期が始まりました!

東ティモールの人々からはウキウキした雰囲気が感じられます♪

 

ジョン・シメネスさんの奥さんと子どもたち(レキシ集落)

天候は雨季が真っ盛り。

端境期のコーヒー産地では、毎日が雨で、1日中降り続いている日もあります。

今はまだ緑色で未熟なコーヒーの実。収穫の時期には真っ赤に実ります♪

今はまだ緑色で未熟なコーヒーの実。収穫の時期には真っ赤に実ります♪(@ポエテテ村レキシ集落)

 

 

 

 

 

 

来シーズン(2013年収穫分)のコーヒー収穫の作柄をエルメラ県の生産者に聞いたところ、西部のハトリア郡と北部のエルメラ郡は作柄が良さそうですが、東部のレテフォホ郡はあまり良くないようです。

地域によって少々の違いはありますが、2011年のような凶作ではないようで、ほっと胸を撫で下ろしているところです。

2011年の凶作の原因は、前年の乾季に雨が降り続く天候不順の影響で、コーヒーの花が咲く時期(10月頃)に大雨が降って、花が落ちてしまったからです。

ATTのコーヒー生産者たちの中には、現金収入のほとんどを占めるコーヒーからの収入が非常に少なくて、コーヒー収穫シーズンが終わったばかりにも関わらず、現金が底を尽いてしまったという生産者もいました。そこで、ATTは翌年のコーヒー代金の前払いとして米の緊急支援を実施したのです。

 

コーヒーの収穫は5月から始まります。それから約3ヶ月間がコーヒー収穫シーズンです。

その間、生産者は毎日のコーヒー生産で大忙しな日々を送ります。

今年もまた、そのための準備が今から少しずつ始まります―。

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