超大型台風「ヨランダ」によるバランゴンバナナ産地の被害状況について
11月8日(金)、史上最大級の台風30号(フィリピン名:ヨランダ)がフィリピン中部を横断し、広い地域で甚大な被害をもたらしました。特に台風が直撃したレイテ島の中心都市、タクロバン市では1万人以上の死者が出ているという報道も流れています。
ATCではバランゴンバナナ及びマスコバド糖産地の被害状況について調査を始めていますが、通信網、道路が寸断されているため、現時点ではどの程度の人的被害、バナナの被害状況があったのか把握できていません。ただ、生産者と連絡がついていないパナイ島を除くと、現時点では生産者や関係者に人的被害があったという報告は入っておりません。また、ATJ現地駐在員の黒岩も無事が確認されています。
同台風は中心部付近の勢力が非常に強く、その進路から考えるとバランゴンバナナ産地では、ネグロス島北部とパナイ北部にある産地で被害が大きいおそれがあります。
また、先月大きな地震に見舞われたボホール島や台風の中心部から離れているその他の産地では被害規模は比較的小さいと予想されますが、具体的な状況は確認中です。
今後、ATCでは早急に産地の状況を調査し、救援活動の必要性について検討を進めるとのことです。ATJもATCからの最新状況をウェブサイト等を通じて皆様にお知らせしてまいります。
お問い合わせ先:
ATJ政策室 小林(TEL:03-5273-8176)
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