レポート

大型台風がバランゴンバナナ産地に上陸~ネグロス島及びミンダナオ島北部の被害状況~【216号】

2013年1月1日

 昨年(2012年)の12 月初旬に大型の台風24 号(フィリピン名:Pablo(パブロ))がフィリピンに上陸し、多大な被害を与えました。この台風の影響により540 万人以上が被災し、1000 人以上の人が亡くなりました。

また、気象当局によると、台風24 号の中心付近の最大風速は35m/s、最大瞬間風速は50m/s であり、被害総額は約370 億ペソ(約740 億円)、農業部門への被害総額は約265 億ペソ(約530 億円)に登ります。

幸い、バランゴンバナナの関係者に犠牲者が出たという報告はありませんでしたが、台風が上陸したネグロス島及びミンダナオ島北部ではバランゴンバナナの畑に大きな被害がありました。被害が大きかった産地では、その地域全体の80~90%のバナナが強風によって倒されてしまいました。

今後オルタートレード社は、バランゴンバナナに被害があった生産者を対象に、新たなバナナの作付けの支援などを行っていく予定です。収量の回復には8~10 ヶ月かかる見込みです。

今後、台風の影響による収量不足により、供給面でご迷惑をおかけしますが、回復へ向け努力をしておりますので、今後ともバランゴンバナナをよろしくお願い致します。

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