レポート

子供たちに笑顔を!ATCの救援活動と3.11キャンドルナイト【207号】

2012年4月1日

 2012 年2 月6 日に発生したネグロス島東部の地震被害に対してフィリピンのオルター・トレード社(ATC)が行っている救援活動についてお伝えします。ATC は地震発生の翌週からお米、いわしの缶詰、マスコバド糖などの緊急支援物資を持って被災地を訪問しました。3 月3 日には校舎の損傷が大きく、授業をすることが出来ないホマイホマイ村の学校の仮設校舎となるテントの設営も行いました。

そして、3月11日の被災地訪問は子供たちのために計画されたものでした。犠牲者の冥福と命への感謝のお祈りが奉げられた後、学年ごとに子供たちを集めてゲーム大会が始まり、500 名近い子供たちの歓声や笑い声があちこちから沸き起こりました。子供たちには文房具や塗り絵などのセットがそれぞれ贈られ、学校にはみんなで遊べるようにバレーボールとネット、卓球台にラケット、サッカーボール、バスケットボールにバスケットリングなどが贈呈されました。

東日本大震災から1 年となったこの日は日没前ではありましたが、キャンドルナイトも企画されました。震災の犠牲となった日本・フィリピン両国の友人たちのためにロウソクの火を灯し、お祈りをささげました。ATJ からも参加し、「日本もフィリピンもこの1 年で大きな地震を経験した。大変な時こそ今まで培ってきた日本とネグロスの架け橋を大切にしよう」と確認しあいました。

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