【バナナニュース325号】<大型台風22号・その後2>バナナの畑の回復と生産者
今回のバナナニュースも台風被害後の現地の様子をお届けします。
2月から、支援金を活用して新しく植え付ける苗や被害にあったバナナが早く回復するように鶏糞を配布しています。被災したネグロス島の生産者たちに近況を伺いました。
■テレシータ F. ブリロさん (ネグロス東州カンランオン市)
2月に入ってから、バナナの回復の兆しが見えてきて、いくつかのバナナは花芽が付き始めました。今回の台風は、21年の秋にあった強風と竜巻の被害からちょうど回復し始めたバナナをなぎ倒しました。たくさんバナナを出荷して収入も入ってくると期待していた矢先のことだったので、とても残念でした。
そんな時に鶏糞を支援していただきました。バナナの回復を早めてくれると思います。
台風から2か月以上たって、私たちの暮らしも少しずつですが戻りつつあります。早く元の生活が戻ってきて、収入が減った分を取り戻していきたいです。
■ザカリアス ジラソルさん(ネグロス西州コッドコッド)
畑のバナナは少しずつ回復してきています。台風オデットの影響で出荷量も収入も大きく減ってしまいました。
鶏糞のご支援をいただき、バナナの早期回復に役立ちます。これから本格的な乾季となりますが、まだ雨が降っていたのでタイミングがよかったです。この天気が続いて鶏糞の効果が持続することを願っています。
バナナや他の作物からの収入は日々の生活を支える基盤です。それが減ってしまい、とても悲しい思いです。2022年内には回復するようにと願っています。
その他、新しいバナナの株の植付も始まっています(東ネグロス州パンプローナ)。
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