Main Menu

人から人へ、手から手へ

バランゴンバナナ生産者のマカオさんが、日本で400人のバランゴン消費者に出会いました

バランゴンバナナ生産者のマカオさんが、日本で400人のバランゴン消費者に出会いました

マカオさん昨年2012年9月18日~28日にかけて、ネグロス島西州のパンダノン村から、バランゴンバナナ生産者のマカオさんが日本にやってきました。関東、関西、そして宮城県の生協をまわりおよそ400人もの組合員さんと交流しました。来日に先立って、ネグロスのオルタートレード社のスタッフのパウロさんと生産者のマカオさんは報告のために動画と写真スライドを準備してくれました(写真はクリックすると拡大します)。

マカオさんのバランゴンバナナ出荷日の一日を撮影した動画は、マカオさんの暮らしやバランゴンバナナの出荷の様子が映し出され、大変好評でした。マカオさんのバナナ圃場は、あまりに急な傾斜地で収穫場面を撮影できなかったことや、撮影途中で雨にあいカメラが壊れてしまって途中からスチール写真に変わるなど、撮影制作そのものまでドラマチックなドキュメンタリーとなりました。

写真スライド『マカオさんと民衆交易バランゴンバナナ』を使いながら、マカオさんはゆっくりとネグロス現地語のイロンゴ語で消費者の皆さんに語りかけました。「私、マカオは、ネグロスのひとりの農民です・・・」と始まり、マカオさんの農業に対する想いをゆっくりと話しました。かつてマカオさんは、生活のために森林伐採に関係する仕事もせざるを得なかったのですが、バランゴンバナナの日本への出荷が始まってからは農業に専念することができるようになりました。

さらにバランゴンバナナの栽培を通して、地方行政が組織する環境保護組織のリーダーに任命され、環境保護の立場で仕事をすることができるようになったと、バランゴンバナナ民衆交易に対するマカオさんの喜びと感謝が伝えられました。また、バランゴンバナナをたくさん出荷できると、その収入を他の作物栽培の資金として使うことができて、さらに収入をふやすことができるという農業経営の話まで発展しました。

「子どもが7人いますが、それぞれの夢を実現して欲しいと思っていますが、7人全員に食べ物をつくることの大切さは教えています」。すでに次男がマカオさんの後継者志願で農業研修中です。「日本の消費者の皆さんと信頼のある関係があれば、バランゴンバナナ生産の後継者に困ることはありません。ところで、消費者の皆さんの後継者はいかがでしょうか?」と消費者に問いかける余裕まで見せてくれました。

《関東編》

【9月18日 AM生活クラブ神奈川】
参加者67名
「マカオさんが“人と人のつながり”をとても大切にしている事、日本の消費者を“夢を叶えるパートナー”と言ってくれたことに感謝して、自分にできる事で応えたい」。「援助だけでない“生産者と一緒に”がやはり大切」。「私たち消費者が現地の生産者を訪問して交流する事が、生産者に誇りと自尊心を与えている、というパウロさんのお話が印象的でした。私たちと生産者の間の信頼関係をこれからももっと強めていきたいと思いました」。交流会終了後は、名残惜しむ間もなく次の会場の埼玉に向かうことになりました。

バナナ生産者交流会 昼食は電車生活クラブ神奈川、埼玉、東京、虹の街(千葉)と、3日間で4箇所での交流会が開催されました。11月18日初日は、午前中に神奈川、午後は埼玉に移動、昼食は電車の中という、ネグロスでは考えられない超多忙なスケジュールでした。慣れない車中での食事は、揺れが気になって落ち着かないといいながらも、生協特性お弁当を平らげてくれました。

【9月18日PM クラブ・埼玉】

参加者60名
生活クラブ埼玉の会場に到着したときには、すでにネグロスとの経緯を綴ったDVDが流れ始めていました。ちょっと一息ついて、マカオさんは、今度は少し余裕をもって話し始めることができました。

バナナ生産者交流会埼玉「遠いところをありがとうございました。マカオさんの話とメッセージに感動しました。この強い絆を維持していきましょう」。「決して裕福という生活は遠く得がたい環境にある農業、そしてバナナ農業だと思うが、子どもたちが農業が好きといえることがすごいと思った。生産者と消費者が対等になれて手をつなぎあうことがそこにはあると思うので、食の安全を我が子孫の為にも一層広めていきたいと考えます」。

交流会終了時間が過ぎても、名残惜しむ組合員さんやスタッフの皆さんとゆっくりすることができました。そして、マカオさんもやっと自分のバナナを食べてくれている日本の消費者を実感できたようです。

【9月19日 AMクラブ東京】

参加者60名
朝のラッシュ時に満員電車を体験しながら会場に到着です。60人近い消費者が、手作りのバナナおやつを準備して向かえてくださいました。
「マカオさん今日は遠いところから来てくださりありがとうございました。仕事のこと、家族のこと、語ってくださり、心があつくなりました」。「このおいしいバナナを食べ続けていくことが、良い未来につながるということはとても嬉しいです」。

バナナ生産者交流会 配達体験【9月19日PM 配達体験】
交流会終了後は、生協の配達体験をしました。バランゴンバナナの注文はなかったけど、“ご苦労さま!”といただいたアイスクリームが入ったシュウクリームに感動したマカオさんとパウロさんでした。

配達の後の空きっ腹を満たしてくれたのは地元のおそばやさんの親子丼とカツ丼でした。

バナナ生産者交流会 経堂のそば屋が気に入った! バナナ生産者交流会 経堂のそば屋が気に入った!
経堂のそば屋が気に入った!
【9月20日AM 生活クラブ虹の街(千葉)】
バナナ生産者交流会 新松戸デポーにて新松戸デポーにて

参加者24名
「黒くなったバナナばかりを買っていたら、“黄色い”バナナを見ない子供が“バナナって黒い”と信じていた」。「私たちが食べているのはただのバナナではないこと、バランゴンバナナを取り組むことが人々の暮らしと土地を守ることにつながっていることがよくわかりました」。「マカオさんが奥さんと一緒に仕事ができることを大切に思っていることを嬉しく思いました」。

交流会終了後に、会場の新松戸デポーのひとりのスタッフが、「参加できなかったけど、バランゴンバナナの生産者に会うことが夢だったんです!」と、駆け上がってきて特別握手を求められました。そんな熱いスタッフさんがバランゴンバナナをお薦めしてくれているんだ、とマカオさんとパウロさんのほうが感激してしまいました。

【9月20日PM 浅草で日本の下町文化を満喫】

2人の表情もゆるんで、いつもの笑顔と茶目っ気が戻りました。
バナナ生産者交流会 浅草 バナナ生産者交流会 浅草 バナナ生産者交流会 浅草

《関西編》

バナナ生産者交流会 生活クラブ・エスコープ大阪

【9月22日:生活クラブ・エスコープ大阪】

参加者21名
10年以上前にネグロスを訪問した組合員と職員も参加。3歳でネグロスを訪問したという(現在は)高校生も、当時いっしょにネグロス訪問したお母さんと参加してくれました。

「生産者のお話しを直接聞けたことは貴重でした。もっとバランゴンバナナを利用していきます」。「私たち消費者との関係を“パートナーシップ”と言ってくださったマカオさんに感激です」。

【9月24日:生活クラブ関西(大阪、京都、奈良、滋賀)】

バナナ生産者交流会 生活クラブ関西AM Ⅰ部:2012年ネグロス交流ツアー報告会:参加者61名
PM Ⅱ部:バランゴンバナナ生産者交流会:参加者46名

ネグロス交流ツアー参加者によって、手作りバナナのオブジェや写真パネル、そしてバランゴンバナナ・パンを準備されていました。マカオさんも、ついついお土産のバランゴンバナナを自分で配り始めてしまいました。アットホームな報告・交流会になりました。

ネグロス交流ツアー報告会へのコメント

【マカオ】ネグロスを訪問することを喜んでくださり、そして私たちを喜んで受け入れていただいたことに感謝します。交流すること、植林など消費者の皆さんと協働することは大切なことだと思います。
【パウロ】ネグロスでお会いした方々に、日本で再会できたことはとても嬉しいことです。ネグロスではツアー参加の皆さんはたくさんの質問をされます。その意味が今、よくわかりました。こんなにたくさんの組合員さんたちが報告を楽しみに待っていてくださるからなんですね。情報を伝えること、人と人の関係をつくることが大切だと思います。

「バイスの子どもたちの笑顔、パンダノンの生産者たち、協会の運営がよい方向にいっていることを感じました。マカオさんの言葉“植林は環境問題だけでなく、山を守り自分たちの生活もよくするものである”ということがよくわかりました」。「自然と共存し、工夫しながら生活収入を得ているのがよくわかりました。報告会に参加することで、私も現地で生産者と交流できた気分になりました。バナナが届くのが楽しみです」。「生産者と消費者という関係からさらに発展し学びあう関係になっているということがとても印象に残りました」。「マカオさんが農民として誇りをもって生きている様子が印象的でした」。

【9月25日AM 生活クラブ・都市生活】

参加者30名
「はるばるフィリピンから生産者を迎えて交流できる機会はそうないので、今回はこの貴重なチャンスにわくわくしながら会場に向かいました」。「言葉は通じなくても、気持ちで理解し合えた良い交流ができ、とても満ち足りた気持ちでいっぱいです。そこには確かな信頼があったと、思っています」。「生産者と消費者双方が笑顔になれる。これが真の民衆交易だと思います。フィリピンの一農民と日本の一主婦の出会い、普通ではあり得ないような出会いが一本のバナナを通して現実となりました。1人では到底実現できないようなことが組合員として活動することで可能になる、“みんなの力”の大きさを改めて痛感しました」。

バナナ生産者交流会 三重県・伊賀有機供給センター

【三重県・伊賀有機供給センター訪問】

マカオさんは、一度有機農法で白菜をつくってみたところムシにやられてしまった経験があります。「有機で白菜づくりは無理」と諦めていました。その話を聞いた伊賀有機の皆さんは、「そのムシ、うちの畑にもいるよ!いろいろ対策をやってみたけど、結局朝晩一匹一匹、こまめにつまみ出してるよ!」。それを聞いたマカオさんは、「技術の進んでいる日本でも、有機農業は手間ひまかかるんだ!」。
バナナ生産者交流会 三重県・伊賀有機供給センター

【大阪と京都散策】
バナナ生産者交流会 大阪と京都散策東京は人も車も忙しい!
大阪は・・・ゆったりだね~!
バナナ生産者交流会 神戸で気に入ったのは“お好み焼き”!神戸で気に入ったのは“お好み焼き”!
なかなか庶民派です。
バナナ生産者交流会 京都清水寺の茶屋で一休み。京都清水寺の茶屋で一休み
バナナ生産者交流会 京都清水寺の舞台から京都清水寺の舞台から
《東北編》
【9月27日AM あいコープみやぎ】

参加者35名
特性バナナハットをかぶっての交流会進行役、“ごっつぁんです”隊によるバナナジュースとバナナクレープ、マカオさんはついついまた自分でお土産のバナナを配り始めました。アットホームな力に誘導されてしまうようです。

「初めての海外生産者との交流会でした。子どもや環境のことを思いながらバナナを作っていただいていること、大変ありがたく思いました。遠く離れていますが、思いはひとつ、“夢をかなえるパートナー”とさせていただきます」。「生産者に会えたことはとても貴重なことだったと思いました。よりよい人間としての暮らしと家族を守るために活動しているマカオさんのお話がより説得力がありました。自然と共生していく事の大切さを実感します。お母さんはクイーンだという考え方はすごいです」。

バナナ生産者交流会 お土産のバランゴンバナナの確認。お土産のバランゴンバナナの確認
バナナ生産者交流会 バナナハットをちょっと拝借!バナナハットをちょっと拝借!
2,599 views