ATC設立24周年を祝う
7月末、フィリピンのオルター・トレード社(ATC)が設立24周年の祝賀イベントを開催しました。24周年?と思われる方も多いと思いますが、ATCは登記したのが1987年ですが、会社そのものの設立は前年の1986年。今年がちょうど25年の節目にあたるという訳です。固いことは言わずに一緒にお祝いしましょう!
24年前、ネグロス島を飢餓が襲っていました。海外から寄せられた援助により一時的に貧困や飢餓は和らいだものの、残念ながら援助は持続せず多くの砂糖労働者の暮らしは元のままでした。その状況の中で「援助ではなく交易を」という理念のもと、ATCが生まれたのです。
そして24年経った現在、フィリピン全土でバランゴンとマスコバド糖生産者は5,000名を超えました。最初のテスト輸出で日本に届いたのは低品質の砂糖と黒くなったバランゴンでしたが、今では品質も安定しました。輸出先は日本から韓国、ドイツ、スイス、フランス、アメリカ、アジア各国へと広がっています。
7月27日と28日、「進めよう、人間開発。深めよう、パートナーシップ。変えよう、コミュニティ」というテーマのもと様々な記念行事が行われました。27日にはノルマ・ムガール理事長とヒルダ・カドヤ社長が地元のテレビABS-CBNの番組に出演、引き続き記者会見を開きました。また、地元の新聞「Sun Star」にもATC24周年を伝える記事が掲載され、ATCの活動を一般にアピールしました。
他にも感謝のミサ、記念パーティー、バランゴン産地の一つ、パンダノン村での記念植樹、記念ロゴ・コンテストなど、遊びの天才、フィリピン人らしくATC社員、生産者で楽しく24周年を祝ったのでありました。(広報室 小林)
記者会見には地元のメディアが集まった
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ようやく到着、ランブータンなどの苗木を植樹
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ロゴ・コンテスト受賞者のパウロさん(中央) |
24周年を祝うケーキ
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