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普段使いで楽しめる!〜担当者がおすすめするマスコバド糖の魅力〜

2022年7月13日

黒糖のコクのある風味と、すっと溶けるような丸くて優しい甘さ。一般的な黒糖のえぐみが全くなくて初めてマスコバド糖を口にしたときは、 「黒糖だけど黒糖じゃない、マスコバド糖というお砂糖なんだ」と驚きました。ATJの歴史のあるロングセラー商品であるマスコバド糖の担当になって約半年、改めてマスコバド糖の魅力をお伝えしたいと思います。

あらためて、マスコバド糖とは?

「マスコバド」というのはフィリピン・ ネグロス島の昔ながらの製糖法の呼び名です。
工程はいたっ てシンプル。収穫されたサトウキビを細かくカットして搾汁し、そのジュースから不純物を取り除きます。シロップ状になるまで煮詰めていき煮詰めたジュースを乾燥機で乾燥させます。

パッケージの内容も変わりました。

これまでは大きなステンレス製のシャベルを使って手作業でかき混ぜていましたが、これには労力と時間が必要でした。そのため、 2021年から乾燥機を導入しています。昔ながらのシンプルな製糖法にこだわりつつ、改善できるところは取り入れて、いまのマスコバド糖は作られています。

マスコバド糖は他のお砂糖とどう違うの?

マスコバド糖はお砂糖の中では黒糖に分類されます。消費者庁食品表示課の定義によると、「黒糖とは、さとうきびの搾り汁に中和、沈殿等による不純物の除去を行い、煮沸による濃縮を行った後、糖みつ分 の分離等の加工を行わずに冷却して製造した砂糖で、固形又は粉末状のもの」とあります。糖みつ分の分離などを行っていないため、精製されている白いお砂糖と違ってカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが残っています。黒糖やマスコバド糖はこれらのミネラルを多く含んでいるため、白いお砂糖と比べて、甘みだけではなく味わい深くなります。

上白糖との比較(100gあたり)

一般的な黒糖と比較すると、マスコバド糖は独特のクセが無いため、 白いお砂糖のようにお使いいただけます。ただ、黒糖なので色は濃く仕上がります。その点は要注意ですが、「白いお砂糖は控えたいけど、黒糖は風味が強すぎる」•••といったときにマスコバド糖がおすすめです。

おすすめの使い方は?

マスコバド糖はクセが無いので、調味料としてとっても使いやすいと思います。ぜひ、普段使いのお砂糖として使っていただきたいです。

煮物やスープに加えるとコクを出してくれたり、保水効果があるのでパウンドケーキやブラウニーに使っていただくと、しっとりした仕上がりに なりおすすめです。後味がすっきりしているので、料理のジャンルは問いません。


•••とはいえ普段白いお砂糖を使っている方にとっては、いきなりマスコバド糖に切り替えるのはハードルが高いかもしれません。実は私がそうでした 。そんな私がまずやってみたのはマスコバド糖ホットミルクで す。温めた牛乳にマスコバド糖を入れるだけで、コクがあって優しい甘さの美味しい牛乳になるんです。冷たい牛乳で作るときには、マスコバド糖と水だけで作った「マスコバド糖黒みつ」がおすすめです。牛乳1杯 に対して、大さじ1杯(甘党の方は2杯くらい)で、まるでカフェオレのようなドリンクになります。いつもの牛乳が抜群に美味しくなって、ついつい2杯目、3杯目に突入することも•••。飲みすぎにはご注意ください。

「マスコバド糖は砂糖ではなく天然のうま味調味料だ」、これはATJ 顧問の吉田友則シェフの言葉ですが、使い始めてみるとまさにそうだ と実感します。料理中にちょっと物足りないなというときに加えるだけで、コクのある風味になります。ぜひ普段の生活に取り入れて、その魅力をお楽しみいただければ幸いです。

藤山美穂(ふじやま・みほ/ATJ)

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