バランゴンバナナ
『バランゴンバナナ』には2つの顔があります。
ひとつは、自然を守りながら無農薬で栽培され安心してお楽しみいただけるおいしいバナナ。もうひとつは、フィリピンの農民たちの自立を応援する「民衆交易」商品としての顔。
『バランゴンバナナ』が民衆交易品として初めて日本に届けられたのが1989年。それは、フィリピンのネグロス島で飢餓とたたかいながら子どもたちに人間らしい生活を残したいと頑張る人びとと、「いのち・暮らし・自然を守る」ことをテーマに、生産者と消費者、南と北の共生をめざす日本の人びとの出会いから生まれました。
『バランゴンバナナ』を味わうことは、フィリピンの生産者たちの暮らしを応援し、共生の地球環境づくりへとつながっています。
今、『バランゴンバナナ』は、ネグロス島だけでなくフィリピン各地で栽培されています。南の生産者と日本の消費者を「顔の見える関係」で結ぶバランゴンバナナ民衆交易の輪は、さらに広がっています。
最新情報
バナナニュース262号:バランゴンバナナ産地紹介~北ミンダナオ~
北ミンダナオは、2006年からバランゴンバナナを出荷している産地です。タバコやフィリピンで人気のラカタン種のバナナなどの換金作物が植えられている地域ですが、バランゴンバナナの畑の多くは山間部に位置しており、多くが零細農家です。
もっと読むバナナニュース261号:バランゴンバナナ産地紹介 ~北ルソン~
バナナニュース261号:ルソン島北部にあるヌエバ・ビスカヤ州とイフガオ州は、バランゴンバナナの産地の1つです。バランゴンバナナは、生産者にとって定期的な現金収入源だけではなく、作り手も食べても安心できるバナナです。また、バランゴンバナナを通じて、様々な人が繋がり、良好な関係を築き、生活の質の向上のため協力し合っています。
もっと読むバナナニュース260号:干ばつ被害からバランゴン復活!豊作です!!
大規模なエルニーニョ現象に伴う深刻な干ばつ被害から、バランゴンバナナの収量がようやく復活しました!日本の皆さん、今後も安心・安全なバナナをがんばって栽培していきますので、これからもバランゴンバナナをよろしくお願いします!
もっと読むバナナニュース259号: バランゴンバナナ産地紹介~レイクセブ~
ミンダナオ島南部の南コタバト州にあるレイクセブは、2006年からバランゴンバナナを出荷している産地です。標高は500m以上、高いところでは1,000m以上あり、住民の約65%はオボ族、ティボリ族といった先住民族、残りの35%が他島からの移民です。バランゴンバナナ生産者の多くも先住民族です。これまでの採集生活から作物を栽培する農業に取り組み始めました。
もっと読むセミナー「フィリピン・ミンダナオと私たちの今を考える 『バナナと日本人』で描かれた問題は現在、どうなっているか?」報告
10月1日、フィリピンのバナナ・プランテーションの現状を視察するために派遣された訪問団の報告会が開催されました。農薬被害をはじめとする発表内容について速報をお届けします。
もっと読むバナナニュース258号:バランゴンバナナ産地紹介 ~西ネグロス州~
西ネグロス州のバランゴンバナナの生産者の多くは零細農家であり、バランゴンバナナから得た現金収入は、日用品(食品・衣服・石鹸など)の購入費用や子供の学校までの交通費などに活用されています。ATCが2014年に行った調査では、他の産地に比べ総収入におけるバランゴンバナナの収入の割合は小さく、バランゴンバナナからの現金収入が全体の約8%です。
もっと読むセミナー「農薬、プランテーションと私たち」報告
現在、アジア各地で日本向けの農産物に危険な農薬が使われ、その農薬を使って作られた農産物は日本にも輸入されています。この問題を考えるために、アジアでの農薬規制に長く関わってこられた田坂興亜氏を講師に招き、2016年8月1日に学習会を開催し、そのまとめを作成しました。
もっと読むフィリピン・ミンダナオと私たちの今を考える 『バナナと日本人』で描かれた問題は現在、どうなっているか? ミンダナオ訪問団報告
スーパーにならぶバナナのほとんどはフィリピン・ミンダナオのプランテーションで作られています。鶴見良行さんが『バナナと日本人』(岩波新書)でプランテーションでの農薬散布や過酷な労働条件を告発されてから30年あまりがたちましたが、今のプランテーションはどうなっているのでしょうか? 9月初頭に現地を訪れた訪問団がその生々しい実態を報告します。ぜひご参加ください!
もっと読む【バナナニュース257号】バランゴンバナナ産地紹介 ~東ネグロス州~
東ネグロス州のバランゴンバナナ生産者の多くは零細農家であり、バナナから得た現金収入は、日用品(食品・衣服・石鹸など)の購入費用や子供の学校までの交通費などに活用されています。バランゴンバナナ以外に、ココナッツ、トウモロコシ、多品種のバナナを植えている生産者が多くいます。
もっと読むセミナー「農薬、プランテーションと私たち」
アジアでの農薬規制に長く関わってこられてきた田坂興亜氏を講師に招き、農薬がどのような被害を作り出すのか、そしてアジアでどのような使用規制をめざして取り組みが行われてきたのか、また、プランテーションでの農薬問題について、お話を伺います。ぜひ、ご参加ください。
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