【バナナニュース333号】再びフィリピンに台風が上陸
2022年10月28日から30日にかけて台風22号(フィリピン名:パエン)がフィリピンに上陸しました。
この台風は昨年甚大な被害をもたらした台風22号(フィリピン名:オデット)ほど強力ではありませんでしたが、フィリピンの広範囲に影響を及ぼし、過去最高の日降水量を記録する地域や各地で洪水の被害も多くありました。
その一因として、フィリピンでは森林伐採された山々が多いため、鉄砲水や土砂崩れが起きやすい状況があることが指摘されています。
<バランゴンバナナの産地への被害>
前号のバナナニュースでは、昨年の台風オデットの被害から回復するネグロス島の様子をお伝えしました。今回もネグロス島は台風の被害に遭い、バナナへの影響がでています。天災とはいえ、復興に向けて頑張ってきた生産者たちの努力や収穫を待ちわびていた気持ちを思うと残念でなりません。
また、これまで台風の通り道ではなかったフィリピン南部にあるミンダナオ島の産地の一つ、レイクセブでも被害がありました。4日間にわたる大雨と強風により、標高が高い地域にあるバナナが影響を受けました。
両産地とも被害の影響は来年2月まで続き、3月以降は回復してくる見込みです。更なる天候被害が起きないよう祈るばかりです。
今回台風の影響があったものの、被害がなかった地域からのバナナの出荷量が多いため、皆様のお手元には通常通りバナナをお届けいたします。
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