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エコシュリンプ:産地紹介

『エコシュリンプ』は、狭い池で大量生産する養殖方法とは異なり、土・水・風を創意豊かに利用して育てられます。その地域の自然の力を最大限活かした粗放養殖でエビを育てる、こだわりを持った生産者がインドネシアのジャワ島東部とスラウェシ島南部にいます。

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シドアルジョ

インドネシア第2の都市、東ジャワ州の州都スラバヤ南部に位置するシドアルジョは、淡水と海水の交じり合う汽水域で、300年以上も前からバンデン(英語名:ミルクフィッシュ)の養殖が盛んでした。インドネシアでエビの養殖が普及したころにブラックタイガーの稚エビを一緒に放流するようになりました。この地域では、潮の満ち引きで海水が内陸部まで入り込んでくる地形を利用して池の水を入れ替えることができます。また、新鮮な水の流れに遡上する(流れをさかのぼる)エビの習性を利用して、プラヤンと呼ばれる竹篭でできた仕掛けを水門付近に仕掛けることで、傷つけることなくエビを捕まえています。このように、代々受け継がれた魚養殖の技術にエビの習性に合った工夫を重ねた方法で、自然との調和を守りながら行なわれているのがシドアルジョの粗放養殖です。

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グレシック

スラバヤ北部に位置するグレシックは、マドゥラ海峡に臨む港市で、古来、東西貿易の良港として知られています。元々バンデンの養殖が行なわれていましたが、1980年代始めにエビとバンデンを一緒に放流する粗放養殖が盛んになりました。1991年、ATJはこのグレシックで、「土地は子孫からの預かり物」という考え方を持ってエビの粗放養殖に取り組む故ハジ・アムナン氏と出会いました。エビの習性に関心を持ち、自然の循環や土地の生産力を考えての持続的な養殖手法に感動し、エコシュリンプを始めるきっかけとなりました。集約型養殖に対峙する環境循環型養殖を原点とするエコシュリンプ事業は、この地から始まりました。沿岸部では水流を利用するプラヤンによる収獲が行われていますが、内陸部の養殖池は地形がら潮の干満を利用できないため、ポンプ等で池の水を抜いて大人数での手づかみによる収獲が行われています。

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スラウェシ島南部

南スラウェシ州の州都マカッサルより車で3時間ほど北上したピンラン県の西側沿岸部には、多くのエビ養殖池があります。スラウェシ島南部におけるエビ養殖は、1980年代のエビブームを背景として盛んになりました。養殖技術はジャワ島東部から伝えられたものも多く、バンデンと混泳の粗放養殖が広く行われています。しかしながら収獲方法は異なり、バガンとよばれる定置網式の罠を仕掛け、集まったエビを手網等で掬い取る方式です。この地域は、マングローブの多い沿岸部を中心に養殖池がたくさんできたこともあり、失われたマングローブの再生が今後の大きな課題となっている地域です。

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